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北海道:11日目

7月10日(火)神恵内〜野塚 走行45km

5時起床。1泊だけの移動は設営・撤収が手間だが、テントが乾いていると楽だ。準備して7:30出発。ひんやりした北風を受けながら神威岬を目指す。

袋澗袋澗

泊と神恵内には袋澗が多いらしい。袋澗というのは入江がない地形に無理矢理港を作るための手法で、石垣の防波堤とその内側のプール、それから船の進入路に底の岩を切ってあるもののようだ。確かに積丹半島の西海岸は入江らしい入江がないので多いのも納得。

赤石漁港赤石漁港

今日は神恵内のすぐ北にある赤石集落ではお祭りのようだ。岩内もそうだがこのあたりの祭はこの時期に集中しているらしい。やっと夏が来たということか。

神恵内:赤石の神社赤石の神社

花の季節でもあるので色々な花が咲き乱れている。

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たまに小さな集落があるだけで、国道229号の大部分がトンネルの中だ。道路が新しいせいか、それとも原発のおかげかどのトンネルも新しくて立派だ。あるいは台風の被害があったからかもしれない。広い歩道の付いているのは嬉しいのだが、その分景色が見えなくなっているのは寂しい。

3世代のトンネル3世代のトンネル

現行の道路と一つ前、そのまた前のトンネルが一度に見えるところもある。昔はうねうねと地形に沿っていた道がみごとに直線になって岩の中をぶちぬいているのがわかる。できれば古い道をそのまま自転車道にでもしてくれればありがたいのだが、維持するコストもかかるので年に数人(?)のチャリダーのためにそんなことはしてくれないだろう。現に使わなくなったトンネルを塞ぐ作業が各地でさかんに行われている。

しばらくして珊内(さんない)集落に到着。つい最近まではここまでしか道路が来ていなかったさいはての地だ。

珊内のパノラマ。正面が能蘭山、右奥が鉞山。珊内のパノラマ。正面が能蘭山、右奥が鉞山。珊内のパノラマ。正面が能蘭山、右奥が鉞山。

浜辺で休憩。きれいな白い花が咲いている。

珊内の白い花珊内の白い花

海の色がとてもきれい。なるほど、これが積丹ブルーというのか、と納得。こんな色は海底が珊瑚でできている南の島でしか見られないと思ったが、このあたりも岩が白っぽいのか同じような色になる。

積丹ブルーの海積丹ブルーの海

海沿いを走っていると時折ウニの殻が落ちている。鳥が食べた後なのだろうが、いよいよウニの地へ来たという感じだ。

路上に落ちているウニの殻路上に落ちているウニの殻

もっと早く神威岬につけると思ったが、だんだん風が強くなってきてスピードが落ちる。特にトンネル内は風洞のようですごい向かい風だ。スリップストリームしているlulunはいいが、こっちは一苦労だ。積丹町に入ってすぐ、神威岬が見える沼前に真新しい駐車場があってそこで軽く休憩。沼前は地滑り地帯で、今は工事により動かなくなっているがそれまでは活発に動いていたらしい。これも道路ができたおかげか。

ここからまた強風に向って500mほど走ると、lulunがグローブがないという。仕方なく取りに戻り、また同じ道を走る。強風の吹くトンネルを抜けると左に神威岬という標識が見える。もう10時を過ぎているのでお腹が空いているが、神威岬近くにウニ丼屋があるはずなので左折。ここからまたもや急坂でひと苦労。ようやく神威岬に到着するとウニ丼屋はないがレストハウスはある。飢えをしのぐためにソフトクリームを一つずつ食べる。

神威岬のソフトクリーム神威岬のソフトクリーム

さすがに観光地なので人がすごい。観光バスが次々と来て客を吐き出していくのをしばらく眺め、神威岬へと歩き出す。ここで初めてチャリダーらしき存在を確認。ハンドルにTシャツを干しているが荷物は少ないのでキャンパーではなさそう。

天気が良いのでとくかく海と空がきれいで、花も多くて景色も良い。所々で暴風が吹いており、そこでは寒いが、風が来ないところは日差しが強く暑い。

神威岬神威岬

岬の先の方、しかも東側だけにエゾカンゾウがたくさん咲いていてこれまたきれい。

神威岬のエゾカンゾウ神威岬のエゾカンゾウ

岬の突端まで行くとようやく海中に孤立する岩が見えてくる。おお、ここまで来たか、と感慨深い。

神威岬神威岬

岬周辺には色々な花が咲いている。名前が判らないものも多いが楽しい。

神威岬で見たアザミアザミ
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Dscf4832-Smallタチギボウシ
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多分ハマフウロチシマフウロ
多分シロヨモギ多分シロヨモギ
多分ツリガネニンジンツリガネニンジン

国道229号に戻り、ちょっと進んだらすぐにうしお食堂があった。続いてなぎさ食堂に立ち寄り、強風の中をのろのろと進む。しばらくすると神威岬にあった自転車の主が「こんにちはー」と元気に挨拶しながら追い越して行く。大きなバックパックを背負っているので、なるほどこれはTシャツが濡れるはずだと納得。

野塚野営場にはわりとすぐに到着。テントがちらほら立っていて思ったより賑わっている。海辺だし無料というのも大きいのかもしれない。

サイトをうろうろして設営場所を探す。砂丘なので以外とフラットな場所が少ない。しかも強風を避けられるポイントは既に取られている。まあまあのところになんとかテントを張るが、砂地なので杭を上から石で押さえておかないと飛ばされそうだ。

野塚野営場野塚野営場

キャンプ場のすぐ裏のホテルしゃこたんは残念ながらつぶれていた。岬の湯しゃこたんができたためだろうか。野塚の少し手前に日帰り温泉があったので、岬の湯が休みの水曜日にはそっちを利用するこことも可能だ。風呂のバックアッププランがあると心強い。

設営が終わったらテントの陰で風を避けて一休み。早めに野塚集落の探検と風呂へと繰り出す。鍋の具を買うつもりだったのだが食料品を売ってそうな店は2軒しかなく、生物は無さそう。岬の湯には特産品即売所があることを知っていたのでそちらに望みを託す。こちらも干物や冷凍が主体で、生物はカニぐらい、しかも既に売り切れていた。ちょっと多いが鮭カマの冷凍があったので風呂上がりにそいつをゲット。

岬の湯はかなり大きな施設で、駐車場は一杯だし観光バスまで来ている。この手の施設としては大成功している。システムがいまひとつこなれていないが、海が見える露天風呂は気持ちがよい。売店と食堂が併設されているのもチャリキャンパーとしては心強い。7〜8月は無休という嬉しい情報も入手できた。

キャンプ場に帰り、鮭カマで鍋。さすがにお昼を食べ過ぎているので、ご飯は抜きにして焼酎をやりながら鍋をつつく。鍋をするのは最後なので大事に使ってきたコチュジャンを全て投入。とうぜんうまい。具の量が多いのでまたもお腹いっぱい。それでも食後は雷電メロンをしっかり半分ずつ平らげる。

鮭カマ鍋鮭カマ鍋

少し雲が多くなって夕日が沈むところはいまひとつ見えないが、海を見ながらのんびり。

野塚野営場の日没野塚野営場の日没

日が沈んだ後の空もきれいだ。

野塚野営場の日没野塚野営場の日没

今回の旅は今までベストの部類に入る、と話しながら就寝。

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コメント

花の名前

「柵内の白い花」はジャコウアオイ。ニセコ駅そばの曽我森林キャンプ場の近くにある水場「ニセコ自然水」のところに咲いていたのと同じね。

アザミとタチギボウシの間のやつは「ヒロハクサフジ」だと思われる。

チシマフウロの上の黄色い花は「エゾカワラマツバ」。

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