宿の iHome にアラームが設定されていることに気がついていなかったために、期せずして 7時に起こされてしまう。眠くてたまらないが晴天なので嬉しい。ただし、天気予報は午後から雷雨と言っている。午前中に頑張って動かねば。まずは Lang House 自慢の朝食で腹ごしらえ。
冷たい飲み物は、オレンジジュース、クランベリージュース、グレープフルーツジュース。暖かい方はコーヒーとお茶各種(ティーパックね)。
まず出てきたのは、クランベリーのスコーン。暖かくて美味しかった。
三択となっているものから lulun が選んだのがキッシュ、kame がパンケーキ。そしてオプションでバーモンドソーセージをつけてもらうことに。ちなみにもう一つの選択肢はフルーツがいっぱい載ったシリアル(ヨーグルトか牛乳を選択できる)だった。
バーモンドソーセージはちょっと甘めでスパイスにクローブなどを使っているために中華ソーセージを連想させる。ハーブも入っているし食べ慣れてない味だけど、よろしい。キッシュもちゃんとしていて美味しかった。
パンケーキには新鮮な旬のフルーツにさっと火を通したソースがかかっておりなかなか良い。これは是非とも我が家でも採用しよう。
プロペラがたわわに付いている。モミジのプロペラとは比べ物にならないほど大きい。季節がらウツギ系の花がたくさん咲いている。
ところどころにこの花の生け垣があって歩いているとよい香りが漂ってくる。
昔、まだ8月の終わりだというのに寒くてジャケットを買った古着屋があったところ。看板はまだあるけど営業はやっていないみたい。当時は町の外れにぽつんとあったのに、今はまわりにおしゃれなレストランやカフェができてずいぶん変わった。
前日の散歩のときに目を付けていた North Star Sportsで自転車を借りることに。整備の行き届いたチャリだった。店員の対応もよいし、貸し出し用のヘルメットの中にサイズが合うものがない kame のために新品を出してきてくれたし。日本人って頭の形が悪いというか、平べったい傾向にあるみたい。赤ん坊のときの育て方の違いかな。
そういえば、チャリを借りるときにクレジットカードで支払うのに ID もいるという。たまたまパスポートのコピーが lulun のバッグに入っていたから事なきを得たが、危うく宿までとりに戻らないと行けないところだった。
今ではバスのサービスも大幅に拡大されているが、それでも自由に動けるのは嬉しい。まずはバーリントンの南にある村 Shelburne 方向を目指して走り出した。バーリントンは知らない町に迷い込んだような気がするほど変わってしまっていたが、少し町を離れると記憶を呼び起こすような風景が現れ始めた。
15年前にバーリントンに来たのは町が受け入れたチベット難民の調査のためだった。G.G.T Tibet Inn という名前から想像すると、当時会って話を聞いた第一期移住民たちの誰かがお金を貯めて宿を営業するまでになったのかも。15年という時間の長さと彼らのがんばりを考えると感慨深いものがある&うれしいね。
前回泊まっていたバーリントンとシェルバーンの中間地点ぐらいのところにある Econo Lodge Shelburne は今でも安宿として健在だった。看板ななどが新しくなっていたし「高速インターネット」と書かれているところが時代の移り変わりを感じさせるが雰囲気は昔通りだ。当時は部屋にある電話は市内通話が無料なのに喜んでモデムを使って CompuServe につないで「パソコン通信」をしたものだ。まだインターネットの黎明期だったのよね。外から様子をうかがったところ、経営者がインド系の人に変わったような感じがした。以前はバーリントン界隈では一般的な白人のカップルがやっていたのだが。
Econo Lodgeの向かいにある Christmas Loft も相変わらず健在。店内は一年中クリスマスで、年中クリスマスグッズが買えるという店。こういった店が存在して且つ存続しているというのがよくわからない。11月と12月で年間の収入のほとんどを稼ぐのだろうな。今回は交通量の多い道路をわたるのも面倒だし、店内までは入らなかった。
昔通った中華屋 Chef Leu's House も健在。ここで食事すると醤油の味が懐かしく感じて、自分たちがアジア人だと実感したのを思い出す。
ワイン畑なんて昔はなかったと思ったら、やっぱり Shelburne Vineyard の最初の収穫は 2000年だったとか。テイスティングもできるのだが、飲んでしまって kame が走れなくなったら今日一日が無駄になってしまうので、気になるもののパス。
トチノキの仲間だと思われるが名前は分からない。ともかく、マロニエとかの親戚だと。大きな木に白い花がいっぱい付いていて目を引いた。近づいてみると花はこんな感じ。
シェルバーンには多くの Vermont Teddy Bear というテディーベアの工場があり、ツアーもやっている。おおくのチベット人たちがこの工場のに雇ってもらってミシンでテディーベアを縫ったりしていた。もちろん今回は立ち寄らず(^^;
バーリントンに戻る前にお茶でもして一息つこうかと思って目に留まった Shelburne Country Store に立ち寄ってみた。間口から想像できないぐらい中は広く、ろうそくを始めとする雑貨、メープルグッズ、ジャム、ファッジ、アイスなどの食料と様々なものを売っている。ジャムの試食がまず目についてトライ。荷物になるから買わないが、ショウガ入りのルーバーブのジャム、メープルシロップで煮たリンゴのジャム、シナモン入りの梨のジャムは自分で作ってみようかと思った。
アイスクリームのコーナーも気になったが、各種試食させてもらったファッジがどれも濃厚だけどおいしかったので、一番気に入った「メープル、キャラメル、チョコレート」のファッジを購入。サイクリングや山歩きのときのおやつに最適。店の前のベンチで一部をいただいたら、お腹にずっしり&糖分しっかりで、途中で昼食をとる必要もなくバーリントンの町までたどり着くことができた。
バーリントンでお昼ご飯に Bruegger's Bagel のベーグル、デザートに Ben & Jerry's のアイスクリームをいただいて、昔何度か訪れ、今でも lulun が使っている Leica の IIIF を買った LeZot Camera を表敬訪問。時代の流れには逆らえないらしく、クラカメコーナが縮小されてわずかになってしまっていた。
午後のサイクリングは北へ。チャリを借りた店の人がくれた Island Line Trail の地図をみるとなかなか良さそうなチャリ道路があるのだ。帰ってから広範囲な情報のあるサイト Lake Champlain Bikeways を見たら、ちょっと走りたくなった。
(資料によって多少のズレがあるのだが)1900 年頃に Rutland Canadian Railroad が作った路線を廃線後にサイクリング道路にしたもので、岡山の片鉄ロマン街道を思い出す。こう配が緩やかで走りやすいチャリダーにはうれしい道だ。湖沿いの 20キロほどの道。
遠く西の空に不穏な黒い雲が広がっているのを気にしながらもサイクリング開始。ちゃんとチャリ道標識もある。
町外れまで来たあたりで、少し雨が降り出したので、コースを外れて North Beach という海水浴場に一時避難に向かうと、ビーチから引き上げて家路に向かう逆コースの人がいっぱい。
iPhone で雲の様子のチェックすると、真上にいる雲はたいしたことなく通り過ぎそうだが、遥か西にとっても一時避難では済みそうにないヤバそうな雲がある。一瞬悩んだが、とにかく先を急ぐことに。
とっても快適なサイクリングコース。廃線跡のコースはだいたいこんな幅の道が続く。
Burlington Bike Path とその北に続く Colchester Causeway をつなぐ鉄橋。橋台が駄目になってしまっていたために、2000年(多分このチャリ道がオープンした年)から2003年まではフェリーで渡る仕組みになっていたが、2004年に橋が再建されたとか。その橋からの眺めが下の写真。のんびりと時間が流れているようでよい。
Island Line : Trail Bridge からの眺め
出発から15キロほどで線路のために埋め立てた両側が湖の部分へ。湖の中に 5キロほどの道を作ってしまっているのだ。今なら環境団体が絶対に許さない。まったく、傍若無人というか、おこがましいことをやったものだ。
西側から迫り来る黒い雲を横目で見ながら、ほとんど休憩もせずに、のんびり景色を楽しむ余裕もないままひたすら前進。
やっとたどり着いた終点。かつてここには回転するタイプの橋があったらしいが、今は8月の週末だけフェリーが渡してくれるとか。それ以外のときはチャーターしなければ渡れない。先に進むと South Hero という島に続いており、島の中には島一周のサイクリングロードもあるとか。楽しそう。
しかし、西から迫り来る黒い雲と競争しながら 20キロの道のりを戻らなければならないという慌ただしい現実があるので(のんびり日光浴しているお姉さんたちもいたが)、給水と記念写真などをとってすぐさま帰路へ。
ColchesterのCauseway先端:西から迫り来る黒い雲
ColchesterのCauseway先端から振り返ったところ
振り返ると陸地は遥か彼方に見える。最悪でも舗装した道に出るまでは雨に降られたくないと願いながら出発。
奇跡的に無事嵐の前にNorth Star Sportsに到着。返却の手続きをしていると、店の人が「雨が降り出した」と教えてくれる。今日の幸運は、努力の勝利。がんばった〜。朝10時半に借りて夕方の5時15分に返すまで、よく走ったぞ。
Sweetwaters に飛び込んで、嵐を横目にビールを飲みながら食事をとる。食べ終わった頃には雨も上がっていた。久々のサイクリングは気持ちよかった。やっぱり自転車はいいね。
宿で暖かい飲み物を飲みに階下に降りると、手作りのおやつも置いてあった。昨日気がつかなかったのが残念。



























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