去年行って気に入ったCold SpringのHudson Valley Outfittersのカヤックシーズンが到来。少し前に暑くなった週末、レンタルの予約を入れてみたらMemorial Dayまで待て、と言われたのだった。日曜日は天気で暑くなりそうなので2日前にメールで予約を入れた。
だが、返事がないので当日の朝確認の電話を入れたら先方の手違いで漏れていたらしい。やはりというか、この日は予約が殺到して空いているカヤックがないという。でもミスを認めて結果的に良い挺を回してくれたのでラッキー。最近はGF1に押されて出番の減ったPentax Optio W60を持ってMetro Northに乗った。
Constitution Marshはハドソン川の東側に広がる湿地で、Cold Spring駅前のFoundry Coveから南へ漕ぎ出し、すぐに鉄道橋の下をくぐって入る。干潮時はカヤックが浮かべられないし、満潮になると鉄道橋がくぐれないので、満潮の2時間ほど前に入り、満潮の2時間後に出てくるというのが理想的だそうだ。
この日の満潮は2時15分とちょうど良い。12時過ぎに着く電車に乗り、Hudson Valley Outfittersの店に行って登録と支払いを済ませ、Foundry Coveに行って簡単な説明を受け、ハドソン川に漕ぎ出したのは12時45分頃。だいぶ潮が上がっているはずなので急いで漕ぎ進むが、lulunが挺の扱いに困っているようでなかなか進まない。幸い鉄道橋はかがめば一応通れるぐらい。その先はわりと広々とした水面が広がり、ハドソン本流と違ってエンジン付きの船舶は入れないので静かな世界だ。
南へ行くと先の方に滝があり、そのあたりはだいぶ水路が浅くて狭いので満潮の時にしか近寄れないという説明を聞いたので、ひとまずは急いで滝に行ってやろうとどんどん進む。基本的に広い水路を進めばOKだが、行き止まりの枝道が多いので道しるべのブイが浮いている。
漕いでいると水面や水際の植物がよく見えて面白い。これは空芯菜の仲間のような草。
所々に菱の群落もあって、なぜかこの下には魚が多いようでよく水面で跳ねている。けっこう大きい魚もいて、一度などkameのカヤックに体当してきたらどすんと大きな音がした。雁も繁殖しているようで親子連れを見かけることも。
菱は黒い実をつけるので、その実が流れに乗ってそこら中に浮いている。手にとると鋭いトゲがあって、なるほど忍者が武器にしたというのも分からないでもない。茹でると栗のような味がするそうだがここは自然保護区なので残念ながら採取は禁止。
水際にはスイカズラがいっぱい咲いていて良い香りを放っている。ちょっとジャスミンみたいな香りだ。
真っ白いオオテマリのような花も。
途中、ハドソン本流の方を見ると帆船が北へ向かって進んでいるようだ。気になるけど良く見えないのが残念。ま、オイルタンカーとか無粋なジェットスキーなんかといっしょよりはこっちの方がはるかに快適だ。線路一本隔てただけでまるで別世界だ。どうせカヤックするならこっちの方が圧倒的にいい。
南の端まで行くと、そこから先は狭い水路を進む。片側には樹が迫ってきてだいぶ雰囲気が変わってくる。ジャングルの中を探検している気分になれる。
途中、きれいな声の鳥に遭遇。ちょうど肩のところに赤と黄色が入った黒い鳥で、調べたところRed-winged blackbirdというらしい。そのまんまだ。見た時はおお、珍しいぞ、と思ったが非常に多い鳥らしい。なーんだ。
黄色い菖蒲がいっぱい。紫もあるが数は圧倒的に少ない。
水路が本当に狭くなり、水深も浅くなったところを蛇行しながら進むと水の音が聞こえてくる。するといきなり突き当たりになって左手に滝が。
カヤッカーが数人上陸して休憩している。lulunとkameも冷たい水の中をぴちゃぴちゃと歩いて滝のところへ。軽く疲労した身体にひんやりとした空気と水が嬉しい。
滝壷は浅いが魚の姿も見える。しばし休憩して来た道を戻る。
最初は思い通りに漕げなくて四苦八苦していたlulunだが、この頃にはすいすいと気持ちよさそうに進むようになった。途中湿地のビジターセンターのあたりをうろうろして、試しに枝道に入ってみたりしながらゆっくりと北へ向かう。
ほぼ休みなしに漕いでいたのでこの頃になると疲れてくる、というか同じ姿勢で同じ筋肉を使うのに飽きてくる。もっと時々上陸して休憩を取るべきだな。腰や背中の下部がシートに押し付けられるのでちょっと痛い。lulunは最初に腕を使いすぎたので腕が痛いようだ。
漕ぎ出してから3時間ほどで切り上げることにし、Foundry Coveで上陸。ちょうど上り電車が出るところが見えたので、前回と同じバーに向かう。ものすごい混雑で外のテーブルは行列ができている。バーで一杯やるだけなら待たないで済むので、カウンターでBassとLighhthouse Aleをいただく。
このLighthouse Aleはフルーティな柑橘系の味がほのかにして、適度な苦味と深みがあってなかなかうまい。へえ、こんなのがあるか、と調べてみたらLong Island沖に細長く横たわるFire Landにある会社が作っているらしい。Fire Islandは一度行ってみたいと思っているところなので、ますます行く理由ができた。
帰りの電車では珍しくkame一人だけ熟睡。Polashに寄って帰宅。とても良い一日だった。


















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