評価:5/5点![]()
Val-Davidで泊まる計画を立てた後は、当然夕食をどうするかが問題になる。頼みのYelpにはVal-Davidの店は出ていないので、Tripadvisorを見るとけっこうヒットする。ターゲットは必然的に評価が高くて街中にあるRestaurant Les Zèbresに絞り込まれた。
Les Zèbresは21軒中2位だが、少し気になることがあった。第一位の店は評価の書き込みがすべてフランス語なのだが、ここの評価はすべて英語。ケベック人がうまいというのは信用できるが、英語ネイティブのカナダ人の味覚が果たして信用できるものだろうか。書き込みの一つが、「ケベックで食べた食事で一番だった」と述べていることに注目して、これは一度食べてみる価値はあるだろう、と判断した。
今回の旅でまず間違いなく最も高級な店だが、チャリダーの普段着でも気楽に入れる。多少場違いなのはこの際目をつぶろう。夕方5時からやっているのも嬉しい。フランスやスペインだったら8時までまず開かない。
Val-Davidの街をぶらぶらしてから店に入ったのは6時頃。ほかの客はいない。窓際のテーブルにつく。
ここは水〜月の営業で、メニューは毎週変わる。一応前の週のメニューを見て予習はしておいたので、大体の目星は付いていた。まずはタパスの盛り合わせ。メインはやっぱり肉でしょ、と二人とも牛を注文。ワインリストはけっこう充実していて値段もピンキリなので選びやすい。ここぞと安めのカルメネールを指定。
ワインはちょっと若いが濃度とボディがあっていかにも肉料理に合いそうな感じ。よし、これは正解だった、と料理が楽しみになる。
最初に登場したのは生ハムとタプナードのアミューズ・ブッシュ。口の中でハムの旨みとオリーブの刺激が渾然一体となってうまい。この一口で、あ、ここは当たりだ、とわかった。ますます楽しみ。
タパス盛り合わせ Purée de lentilles béluga, pesto, morceaux de pita croquants; Olives Kalamata et reine marinées, zestes d`orange, coriandre
タパスの第一弾はトルティージャとピタチップスに、レンズ豆とペストのペースト、赤ピーマン、オリーブが添えられたもの。これまた全部うまい。特に豆のペーストは最高。理論的には再現可能だが、同じ味は出せないだろうな。オレンジ味のオリーブもいい。
タパス盛り合わせ Magret de canard séché maison, poireaux frits, caramel de Xérès
ちょっと期待した鴨の生ハム。揚げたポワローとヘレスのソースと合わせてある。残念ながらこれは我が家の手作りの方がうまい。相手が悪かったな。
タパス盛り合わせ Calmars en tempura, togarashi maison, mayonnaise au chili; Fallafels maison et mayonnaise citronnée; Satés de bœuf marinés à l’asiatique et sauce ponzu
そしてタパス第三弾はイカの天ぷら、牛肉の串焼き、ファラフェル。それぞれ唐辛子マヨネーズ、ポン酢、レモンマヨネーズとともにいただく、牛串はたいしたことないが、イカの天ぷらはカラリと揚がって中はプリプリ、衣にもちょっとスパイスが使ってあってそのままで十分うまい。ファラフェルも今まで食べた中では良い方だ。lulunもkameもファラフェルは大好きでちょっとウルサイ。
そうこうしているうちにワインが進むが、タパス以外にもパンとオリーブオイルもおいしくてさらにワインが進む。
Bavette de bison grillée, sauce au porto et foie gras
kameが選んだのはバイソンのステーキ。思ったより柔らかくて噛むとじんわりと味わいが広がる。ソースは字面を見るとうまそうだがさほど存在感はない。付け合せの焼きエンダイブが絶妙の仕上がりで、lulunが感心することしきり。
Contre-filet de bœuf Black Angus 1855 grillé, dry rub aux herbes et champignons sauvages, vinaigrette échalote et estragon
もう一方はアンガスのステーキ。肉自体も悪くないが、特にうまいというほどでもない。エシャロットとエストラゴンのソースがアクセントになっている。こちらも付け合せのインゲンが絶妙。
ここまででほぼ満腹、ワインも空。でもここまで来たらデザートも、と死ぬ気で注文。
Sandwich au chocolat et glace à l’Amaretto, noix de macadam et chocolat blanc, espuma de fruits de saison
気になるものはいくつもあったのだが、絞り込んだのはアマレットのアイスのサンドとレモンカード。このアイスがものすごくアマレットが効いていて、既に酔っ払っているkameをほぼノックアウト。アイスなのに辛い、と思うほどアルコールが効いている。でもうまい。でもお腹いっぱい。
Lemon curd, fraises fraîches de Ste Eustache, Meringue croustillante et biscuit aux noix
レモンカードは予想の範囲内だが、甘酸っぱくておいしい。イチゴの味も良いし、ころころ入っているメレンゲもサクサクしてよく合う。ビスケットもおいしい。
締めにlulunはエスプレッソ。ちゃんとした本物のエスプレッソで、こんなのジュネーブ以来だ、と喜んでいる。
二人とも大満足。結果的にVal-Davidに泊まることにして良かった。暗くなってきた街をゆっくりと歩いて抜けて宿へ。断続的に降っていた雨も止んで良い夜になった。







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