評価:4/5点![]()
ベンガル人がたむろするジャマイカの一角は、Queensの中央図書館がなければまず訪れそうにないところだ。でも以前来ようとして失敗したSagar Sweets & Restaurantは、一度試してみなければならないと思っていた。
Jamaica: Sagar Sweets & Restaurant
Monaukからの帰りの電車はJamaica止まり。そうでなくともWoodsideに停車する電車は接続が悪くて待たされるのが常なので、この機会にSagarに行ってやろうと決めた。Metro Northで北に行った帰りはイーストハーレムでメキシコ料理、LIRRで東へ行った帰りはジャマイカでベンガル料理と、せっかくの「本場」で食べる機会を無駄にはしない。
店に着いたのは9時前。そこらへんの通りでは男たちが固まってなにやら立ち話をしている。一応治安が気になるので店の正面に自転車を停め、ガラス越しに監視することにした。これだけ人通りが多ければまず盗られないだろうが、そこはほかならぬNYなので油断は禁物。
ここで前回のGhoroa Sweets and Restaurantのブログを読み返してみたが、あまりにも似ているので書く気が失せるほどだ。店内の雰囲気、客、レイアウト、料理、食器、すべてがそっくり。密約でもあるのだろうか。
店のシステムはケースに並んだ料理から好きなものを選んで取ってもらうというもの。ここまでやるんだったらいっそのことビュッフェにしてくれれば少しずつ味見ができていいのに。定番のビリヤニと気になるカバブは最初からほぼ決めてあったが、その他のカレーは目視確認したうえで美味しそうに見えるものをひたすら指差し。見た目が美味しそうというのは重要な選択基準だ。値段が安いのでどのくらいの量が来るのかわからないが、適当に注文。
しばらくして運ばれてきた料理はほぼテーブルを埋め尽くした。うわ、これは多いぞ、と思いつつも、お腹がすいているので果敢に取り組み開始。
ビリヤニはGhoroaと比べるとかなり赤っぽい。中に入っている鶏もタンドリーチキンを炊き込んだみたいに赤い。辛いがほかのスパイスはけっこうマイルドで、これはやはりカレーやおかずと一緒に食べるものだ。以前から作っているアーモンドペーストを使ったビリヤニとは全く別物。それともビリヤニも地域によってレシピがだいぶ違うのだろうか。
ナンはふっくらしてNYで食べるナンとしては良い部類だ。最近ナンの当たりが続いて嬉しいぞ。
Bihari Kababは牛肉の薄切りをマリネし、串刺しにして焼いたもの。スパイシーで辛い。なるほど、Kababishのゴラカバブと共通するものがあるがこちらの方がマイルドで食べやすい。それでも十分辛い。牛肉の味も良いようだ。ナンと一緒に食べると美味。
ところで牛肉のカバブというのは本来ない料理なのでは?と疑問に思ったが、可能性としては (1) バングラはヒンズー教徒が少ないので牛を食べる、(2) ここはNYだから市場に合わせている、という説が浮上した。どっちだろう。ビハールはインド北部の地名だし。きっとマトンで、と言えばマトンでも作ってくれるに違いない。
豆のカレーも食べたいので、lulunが選んだのがチャナマサラ。いや、多分そうなのだと思う。これも辛いんだけどおいしい。豆の味がいいのかなあ。スパイスの配合を解析しようと思っても、口の中が麻痺しているのでそんな細かいことはもうわからない。
フィッシュカレーもおいしい。脂が乗った魚を揚げて、ジャガイモ、トマト、カリフラワーと一緒に煮てある。ちょっと骨が多いけど魚自体の味が良い。カレーとしてのバランスもいい。
そしてこの野菜のカレー。キャベツ、ジャガイモ、ニンジン、トマト、ナス、ピーマンがクタクタに煮てある。水分が少ないのでこれは分類上はサブジになるのかな?ナンを別とすればこれが一番辛くない。これが実にうまい。野菜の旨味が主体の優しい味わいで、口が燃えたときに自然と手が出る。lulunがこれは何かのスパイスの味だけど思い出せない、と言っていたのは翌日になってどうもアサフェティダではないかということになった。
お腹がすいていたとはいえさすがに食べきれない。これで20ドル少し。あくまでも食堂の味ではあるが、これだけのものをこれだけ気楽に食べられるのは嬉しい。ほかにももっと試してみたいところだが、6時以降にジャマイカに来る機会はなかなかないのが残念。そういえばアストリアのMalaguetaのあたりも1ブロックだけベンガル人街があったけど、あのあたりで食べてみるのはどうだろう。また課題が増えた。








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