評価:3/5点![]()
カリブ海の旧英国領の島々には、中国やインドからの移民が多いために独特のフュージョン料理が育った土地が多い。その代表格がトリニダード・トバゴとガイアナだ。
Ali's Trinidad Roti Shop
ブルックリンのBedford-StuyvesantやCrown Heightsにはカリブ出身の人が多いので、このあたりにはトリニダード料理屋がぽろぽろある。自転車でProspect Park方面に行く時にはいつも通っているエリアなので、暖かくなったら機会を見て一度食べてやろうと思っていた。まだ肌寒いが植物園のコブシが咲き始めたという情報が入ったので寄ってみたのがこのAli's Trinidad Roti Shop。
ここの主力商品はロティ。もちろんベースはインドのロティだが、トリニダードのロティはブリトーみたいにたっぷりの具を巻き込んで食べる物らしい。一番スタンダードっぽいチキンカレーのロティと、トリニダード独自のDoubleというバドゥラに煮たひよこ豆を入れたものを頼んだ。
Ali's Trinidad Roti Shop 店内
店内にはテーブルが3つほどあるだけで、ほとんどの客は持ち帰りをしているようだ。カウンターにはいつの間にか行列ができて人気のほどがうかがえる。
Chicken Curry Roti
紙に包まれたロティもダブルも外観は似ていて何が何だかわからない。ロティの方が具が多いのでずんぐりとしているし、ダブルは揚げてあるので一応どっちがどっちかわ判別できる。
Chicken Curry Roti
本命のロティだが、けっこう生地が何重にもなっていて、中にはカレー味のジャガイモと骨付きの鶏肉がたっぷり入っている。けっこううまいが、これを一人で食べ切るのはちょっと単調かな。あとでわかったのだが、オプションのソース(各25セント)をプラスすると良いらしい。次回は忘れないようにしよう。
Double
一方のダブルはちょっと小振りで、もっちりした生地がなかなかうまい。それよりも具がタマリンド味のひよこ豆カレーで、これがちょっと甘酸っぱくて実によろしい。こいつはうまいぞ。
Double
素朴な食べ物で特に発見や驚きがあるわけではないが、ソウルフードとはそういうものだ。でもそういう食べ物としては手を抜かずにきちんと作っているところが評価されているのだろう。ダブルだって普通こういう店では油が古くなりやすいものだが、ここはちゃんとしていておいしく食べられる。ロティ屋としては多分かなりの高水準なのではないだろうか。

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