評価:4/5点![]()
佐賀出身の友人に勧められたのがこの真茂寿司。ところが調べてみると唐津市街ではなく、北へ行った湊という漁村にある。
1時間に1本しかないバスに揺られて30分、唐津での最後の食事をしに行った。湊は予想通り小さな村で集落内には店らしい店すらほとんど見当たらない。真茂寿司は住宅街の中にいきなりあった。
入ると店の中央にいきなり生簀があり、そこにはタイやらエビやらアワビがうごめいている。右手に小さなカウンターと厨房、左に座敷というレイアウトだ。こういう土地なのでやっぱり出前がメインなのだろうか。カウンターに陣取るが、どんなネタが良いのかわからないので大将の判断を信じて特上を注文。
カウンター越しに次々と出てきたのは確かトロ、イカ、ボタンエビ、ブリ、タイ、アワビ、アナゴ、ウニ。このうちエビとアワビは生簀から出てきたばかり。どれもネタが大きくブリなんか半分に切ってある。イカはさすがにこれまで贅沢をしすぎたので「ふん、死んでるイカか」なんて生意気な思いが脳裏をかすめるが、どれも非常に旨い。ブリなんかコリコリだ。アナゴももしや大甘なのでは、とちょっと警戒したがふんわりと優しい甘味で香ばしくも柔らかく絶妙。赤だしのアラ汁もうまい。あと印象的だったのはあわびの肝。新鮮なせいか臭みは全くなく、口の中に大海原が広がる。うまい。
最後にタイの皮が出てきた。へえ、魚の皮だけこんな風に食べるのか、と驚きつつ口にするとこれがうまい。焼き魚や煮魚は皮も食べるが、生を握りにするとはびっくり。感嘆していると今度は大将が背側の皮と柚子胡椒の握りを作って出してくれた。腹側とはまた違った印象で、柚子胡椒の風味も良い。そうか、この手があったか。
大将は帰りは店の前の通りをまっすぐ走って峠を越えたら近道だ、と教えてくれたが、そりゃ普通は車で来るわな。しかも福岡でもなく東京でもなくアメリカから来た物好きがいるとは。
ほかの唐津の寿司屋に行ったわけではないので比較はできないが、ここは間違いなくうまい。機会があったらまた行こう。






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そして、驚愕の安さ!
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