評価:3/5点![]()
モツ鍋と並んで博多で必食アイテムだった水炊き。元々は鶏肉を水で煮るだけの鍋料理なので地元の人は家で食べるものらしいが、専門店もそこらじゅうにある。鶏のスープと鶏肉の質がポイントらしい。
調べているうちに浮上したのが長野という店なのだが、予約が取りにくいというほどの人気店なのでパス。手頃そうなのがこの華美鳥(はなみどり)で、本店は地下鉄の中洲川端駅のすぐ近くにある。
拍子抜けするほど静かな夕方の中洲をぶらぶら歩いて店に向かっていると、華美鳥の西中洲店前を通過。客の姿は見えない。そうか、こんなところにもあったのか、じゃあ本店がいっぱいだったらこっちに来ればいいか、と思ったが、これだけ街が静かなのだから本店も混んではいないことは想像できた。
小さいがなかなか小奇麗な料亭という感じのビルに到着。予約の有無を一応は訊かれたがあっさり3階へ案内される。やっぱり空いていてテーブルが4つほどの小部屋に通されるが他の客の姿は見えない。
メニューを見ると各種コースが主力のようだが、敢えて水炊きだけを注文。ほかの鶏料理も悪くはなさそうだがわざわざ食べる程でもなさそうという気がしたのだ。ここは鍋一本で行きたい。
ここももつ幸同様、焼酎のチョイスがいけない。壱岐の麦焼酎うまいのになあ。lulunは麦の佐藤を、kameは名前は忘れたが焼き芋の焼酎を注文。佐藤はなかなか香ばしいが飲みやすくてお気に召したようだ。
昔の洗面器のような鍋にスープと鶏のブツ切りが入っている。金属製の鍋を使うのはIHだから、と思ったが、なぜか水炊きとは昔からこういう鍋でやるものらしい。そこに適当にネギ、春菊、豆腐、エノキ、くずきりを投入。着物を着たねーちゃんが鮮やかな手つきでつくねを匙でくるくるっと丸めてこれも投入。
まずスープを味見。意外とあっさりしていて、臭みがない。鳥岩楼の方が濃厚でコクもある。よく言えば上品。
具はポン酢でいただくものだが、これももつ幸同様、スープがうまいので塩をパラパラするぐらいで充分。肉はしっかり味があるが臭みはなく、さすがに良い鶏を使っているのが分かる。レバーですらそうだ。野菜は白菜ではなくキャベツなのは評価できるが、ネギは青ネギにできないものか。
今度の締めは雑炊。これもねーちゃんがにぎにぎしく作ってくれるのだが、ここでも余分なスープをすくって捨てている。今回はそれを予測してlulunがちゃんと少しずつ飲んでいたのだが、それでもけっこう捨てられてあーあ、と思う。
雑炊に卵とネギを散らし、どうぞ、と渡されるのだが、いや、もっと火が通ったほうが、と辞退した。するとそれはlulunに渡して再度火をつけてくれた。変なやつと思われたかな。もちろおんうまいし漬物もちゃんとしてる。
帰り際にlulunが聞いたところでは、この本店には4フロアがあって、最上階はすべて個室だという。まあ雰囲気的にもコストがかかってそうで接待向けだな。確かにうまいんだけど、たかが鶏でこの値段だったらそらうまいだろ、という感覚は否めない。もつ幸のような驚きと感動があればなあ。というかもっと庶民的な水炊き屋もあっていいと思うんだけど。










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