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福岡: 一蘭

評価:4/5点4 stars

NYの自宅近くに出店すると予告しておいてその後だんまりというラーメン屋があったのだが、それが一蘭だった。そんな店に金やりたくねえ、とは思うものの、博多ラーメンの雄ではあるようなので行ってみた。

一蘭一蘭

福岡市内にいくつも支店があるが、足を運んだのは川端の店舗。サイトの店舗情報によるとここだけは昼間空いていて、混雑するのは深夜だというのが中洲らしい。

一蘭カウンター

果たして行ってみたら本当にガラガラだった。カウンターの「川」が確か4本あって、入口付近に空席マップが表示されるのだが、誰もいない川もある。奥から詰めて座れということなので、食券を買って一番手前の川の一番奥の席についた。

一蘭オプションシート

話に聞いた通りの個室風カウンター席だ。まずはオプションを選ぶ紙とにらめっこ。7項目もあるのでこういうシステムにするのは正しい。写真はlulunの注文で、kameは確かこい味、基本、基本、青ネギ、あり、なし、超硬を選択。

出てきたラーメンはご覧の通り。スープは長浜屋よりは白濁しているがけっこう醤油ダレが効いていて関西の醤油豚骨に近い雰囲気だ。甘味はあるし神戸の希望軒と桂花の中間ぐらいだろうか?

一蘭lulunのラーメン

麺の味も悪くない。選ぶなら超硬にすべき。

一蘭kameのラーメン

トッピングが手元にないので食べながら少しずつ味を変えるということができない。特に紅しょうががないというのはちょっと驚きだ。だってここは博多だろう?タレはかなり辛いのでちょっと蛇足気味。慣れると外せなくなるのかなあ。

ラーメンそのものの質は確かに高い。支持されるのは理解できるが、一蘭をここまで成功させたのはラーメンそのものよりもそのラーメンを取り巻くワークフロー、言うなればソフトウェアなのだと思う。個室カウンター、オプションシート、替え玉など、既存のラーメン屋の欠点を徹底的に潰した作り込んだシステムがそれで、一度学習してしまえばあとは客側の負担はゼロに近い。初めてでもわかりやすいようにチュートリアルも用意されている。このへんはドキュメンテーション不在の長浜屋の対極だ。

結論としては確かにうまい。だがこれが博多のラーメンか、というとなんだかよくわからない。きっと一蘭は一蘭なのだろう。これがNYで近所にあったら贔屓にするのは間違いない。でも個人的には桂花の方が好きだな。


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