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器あれこれ

今回の日本滞在中にやりたかったことの一つに、器を買い集めることがあった。lulunもkameも陶器は昔から好きで、lulunは神戸時代に陶芸教室に通ったこともある。逆に好きなのが災いして本当に気に入ったものしか買えないので、その場しのぎで買ったIkeaとか独身時代に実家から持ちだした器をまだ使っているという事態になっているのだ。

器工房ことりの

この歳になったら本当に良いものを少しだけ持っていたいものだが、スイスにしてもアメリカにしてもほとんど気に入る器を見ることがない。よし、じゃあ日本で時間があるのだからちょっとじっくり探してやろうじゃないか、ということになった。

kameが若かった頃に少しずつ買い集めたオクムラケイコさんはもうリタイアされたのか、最近作品を扱っている店が見つからない。そのかわりに昔は無かった店が各地にできていることがわかったので、使えそうな店をリストアップして東京で歩いて回る予定を立てた。

器クロワッサン(陶舗サノヤ三宮店)

日本に着いてすぐに関西へ行ったので、その際に神戸で見かけたのがクロワッサンの放出品。シンプルでかわいいので大小セットで購入。ちょっと深めの皿は欲しかったし、小鉢系はたくさん使うのでどっちも重宝しそうだ。

次には沖縄へ飛んだので、那覇でも一通り器を見て回ることにした。以前からよく足を運んでいる久高民芸はもちろん、やちむん通りや新しくできていた那覇市伝統工芸館を丹念に見て回るうちに、那覇三越の隣にあるZukにたどり着いた。ここで初めて見て一気に気に入ったのが柔らかい肌合いと優しい色合い、でも独特の作風の工房ことりのだった。

器工房ことりの
器工房ことりの

早速ぐぐってみたら工房ことりのはうるま市というところにあって、幸いことりのさんはTwitterもやってる。日頃は人見知りなkameだがここで逡巡している暇はない。さっさと連絡を取って工房にお邪魔することにした。このへんはTwitterの気楽さのおかげだ。

工房 ことりの工房ことりの
工房 ことりの工房ことりの

ことりのさんはイメージ通りの穏やかな方で、まだ本格的に陶芸を始めてから10年ほどだというのは驚きだ。なぜ沖縄に渡ってきたのか、というと沖縄で暮らしたかったから、というあたりは激しく共感する。工房には当たり前だがまだ作品になる前の「ことりの」たちがたくさんでkameは少々興奮気味。出荷前の完成品はあまり数がなかったのが少々残念だが、陶芸家の工房というものはこういうものらしい。言われてみれば売れるあてのない作品を作って溜め込んでおいても無意味なので、今お店に行っても買えない作品の中から選べるだけでも行く価値がある。とても親切にしていただいて大満足。後日沖縄の風でも買い足してことりのは合計9点ゲット。鳥の箸置きだけどこも品切れだったのが残念。

器左・中央:(那覇市伝統工芸館)、右: とうしょう窯

沖縄ではガラスも買いたかった。我が家でよく使うガラス製品といえばワイングラスだが、ワイングラスというのはこれまた気にいるものがなかなかない。今回ようやく合羽橋のとうしょう窯でまあまあなものがあったので買ったが、ちょうど那覇市伝統工芸館で確か奥原硝子のタンブラーで使えそうなのがあったのでそいつらも。

器皿2点: (とうしょう窯)、茶碗: (和の器 田窯)
器とうしょう窯

ちょうど合羽橋で年に一度の合羽橋祭りをやっていたので、その機に乗じてとうしょう窯で目をつけていた皿を2点と投げ売りされていた青のきれいな白皿を購入。小皿なんか100円だ。合羽橋では白い抹茶茶碗も。もちろん我が家でお茶を立てたりすることはないのだが、こいつはカレーを入れるのに実に都合がよさそうだ。

東京でリストアップした中では阿佐ヶ谷の土の記憶、人形町のスロウ、二子玉のKohoro、恵比寿のSMLEkokaに行った。収穫があったのは土の記憶とSMLで、土の記憶ではちょうど原田晴子展をやっていたので小振りな皿を購入。若い男の客が一人でじーっと眺めたあげくに買っていったのを見てkameは昔の自分を見るようだった。SMLでは粘土の板を貼りあわせてスライスしたというストライプの皿を購入。このへんのお店はいいもの置いてるけどお値段もいいので悩ましい。

器青:原田晴子(土の記憶)、白 練り上げ:杉本義訓(SML)

東中野の太宰久美子さんの工房にも行ってみたが、ちょうど作品がなく店に卸したのもだいぶ前なので今は買えるかどうかわからないとも言われた。そのEkokaに数点置いてあったし良いのだけど、今回はもうけっこう買ったのでまあいいかなとパス。いずれ買おう。

器皿:阿蘇坊窯 山下太、白磁:桜こころ窯 吉田智穂

最後は福岡、美野島商店街で見つけたお店で買った品。阿蘇で焼いている夫婦の作品を売っている店で、想像するに店主はどちらかの父君ではないか。角皿のヒビ模様は釉薬が凍ってできるものだそうな。作風は対照的だが、阿蘇坊窯、桜こころ窯ともになかなか良さそうで機会があったら行ってみたい。

けっこう頑張ったかいがあってなかなかの収穫。でももう一つの課題であったカトラリーは良いのが見つからなくて残念。昔出張で行ったスリランカにいいのがあったけど、メキシコやペルーにでも行けばいいかな。

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コメント

色合いが好き

陶器については全く知識がないのですけれど、どの写真の器も落ち着いていい感じですね。色合いが好きです。 工房はもう少し散らかっているものだと思っていましたけれど、すごく綺麗に片付いていてびっくりです。ryu

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