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YonkersからGlenwoodのHudson River Museumへ

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冬にしては穏やかな週末、さて何をしようか、と思いついたのがだいぶ前から懸案リストにあったHudson River Museumだった。Yonkersのちょっと先、Old Croton Aqueductを歩いた時に降りたGlenwood駅からすぐのところだ。

Yonkers 駅周辺Yonkers駅前の塔?煙突?

それじゃあYonkersの駅前にある電車の渡り廊下でも見てから行こうか、と言ったらlulunの瞳が輝いた。ついでにYelpで探してお昼を食べていこう、と日曜日の行動予定が決定。

Yonkersの駅で電車を降り、ホームから階段を降りたらいきなり道路に出た。あれ?駅舎とかないんか、と思いつつすぐ右に見える電車の渡り廊下の方に歩き出す。ここはカワサキと書いてあるので川崎重工の工場なのだろうか、MTAやPATHの車両を作っている様子が伺える。電車の渡り廊下とはビルの間に渡してある廊下が電車のペイントをしてあるのでlulunとkameが勝手にそう呼んでいるだけ。Yonkersを通過する電車からも見えるので一度近くまで行ってやろうと思っていたのだ。

Yonkers 駅周辺電車の渡り廊下

日曜日なので人気のない通りを歩いて行くと、どこからかおじさんが現れて何している、と問いかけてくる。写真撮ってる、と答えると、ここでは写真はダメだ、と言う。どうやら工場の守衛らしい。ここは公道だから制止される理由はないのだが(私有地だったらそもそも入っちゃいけないだろう)、人気のない工業地帯で武装しているかもしれない男とケンカするのは得策ではないので大人しく引き上げる。悔しいから遠くからパチリ。

Yonkers station Yonkers stationYonkers駅

釈然としないまま駅の方に戻ると、おう、なかなか立派な駅舎があるではないか。中に入るとさらにびっくり、イタリアあたりの教会を思わせる作りでかなり珍しい。これはたいしたものだ。駅の外にも妙にアートしてる植え込みなどもあって楽しい。

Yonkers station Yonkers station

機嫌を直して駅からYonkersの街に向かう。途中コリアンがやってるという魚屋を覗いたら残念ながら休業。ほかの店も閉まっているところが多いのは日曜日だからか。さらに進むとだんだん街が繁華になって開いている店も増えるが、いかにも安そうでダウンタウン・ブルックリンのFulton MallやJamaicaあたりの商店街によく似ている。歩いていてちょっと緊張する街なので、そうか、こういう所だったのか、と認識を新たにする。行政上はNew York Cityの外側だが、すぐそこはブロンクスだ。どうもNY近郊の街は極端にリッチな街とそうでない街が入り交じっていて、行ってみないと得体が知れない。

Yonkersメキシコの植民地

Tacos El Poblanoで昼食。そこから先は見事にメヒカーノの街になっていて、緑と白と赤がやたら目に付く。ゴミの散らかり具合や路面の傷み方までメキシコみたい。まるでメキシコの植民地だ。ちょっと楽しい。

引き返して今度は北へ。Croton Aqueductの遊歩道を歩いてHudson River Museumまで行こうと思ったのだが、遊歩道が見つからないので仕方なく道路を歩く。怖いというほどではないがあまり歩きたくもない道だ。

Hudson River MuseumHudson River Museum

しばらくしてようやくHudson River Museumに到着。そこそこ車も来ているので思ったより繁盛しているようだ。この博物館は今ひとつ何を売りにしているのかよくわからないので、閑古鳥が啼いていないかちょっと心配していたのだ。

中に入るとまずはハドソン川周辺を描いた絵画の部屋。行ったことのある土地の絵を見てふむふむ、昔はこういうところだったのね、というのも面白いが、Hudson River Schoolという風景画の一派がいたことは初めて知った。

Hudson River Museum Hudson River Museum本屋

すぐ脇の部屋には現代のアーティストの部屋。面白いのは紙で作った本屋みたいなインスタレーション

Hudson River MuseumGlenview

ここから外に出るとGlenviewという19世紀に建てられた屋敷がある。なんでも株で大儲けした人が建てた家で、わずか一代でどういう経緯か売りに出し、その直後に博物館になったというからここはけっこう古い博物館なのだ。最初ははいはい、アメリカによくいる成金さんのおうちね、と斜に構えていたのだが、中に入ってみるとこれがなかなか良い。当時流行していた(であろう)世紀末の様式が随所に取り入れられていて、例えば天井の装飾なんかクリムトやウィスラーを思わせる。

Hudson River Museum Hudson River Museum天井

ドアやシャンデリア、その他の家具もなかなかお洒落で面白い。ただ、部屋の中にゴタゴタと置いてあるモノの無秩序振りは成金的ではある。クリスマスなのでどの部屋も飾り付けがしてあったからというのもあるか。公開されているのは1階だけで、ここは当時の写真や1922年に調度類が売りに出された時の目録を元に再現されているそうだ。2階から上がどうなっていたのか気になる。

Hudson River Museumドア
Hudson River Museumクリスマスの飾り付け

NYに戻る電車が一時間おきなので、頃合いを見計らって出ようとしてlulunが地階に展示があるらしいことを発見。慌てて行ってみるとハドソン川の地理や生態系の展示で、基本的には子供向けなのだがちょっと楽しそう。とは言っても電車を一本遅らせてまで見るほどではなさそうなので、駆け足で一回りして予定通り駅に向かう。

Gelnwood 駅周辺Glenwood駅前の工場跡

Glenwoodの駅はすぐそこ。時間があったので駅前の立体駐車場から線路の向こう側にある工場の廃墟を撮影。いつ見てもいい建物だなあ。こいつを朽ちるままにしておくのはもったいない。

Gelnwood 駅周辺Glenwood駅から南方向の眺め

そこから南のほうを見たらGeorge Washington Bridgeからエンパイアまでずーっと視界が開けている。こんなところから見えるとは知らなかった。

そのまままっすぐ帰宅。この日も夕陽が綺麗。