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iPhone入手 in USA

早くも2台目のiPhone。日本で発売日に買った時は、まさか3ヶ月ほどでまた買うことになるとは思ってもみなかった。アメリカに来ちゃったんだから仕方ない。

iPhone 3GiPhone 3G 16GBブラック、まだ保護フィルム付き

本当はもっと早く入手するつもりだったが、日本とは色々システムが違うので延び延びになっていた。同じようにiPhoneを買うつもりだったlulunは、新型iPod Touchの薄さに参ってしまって悩んだあげく一足先に16GBのiPod Touchを買っていた。当然通販で買うのだが、最近NY州は他州からの買い物にもsales taxを課税するようになったので、税金を取らない店を探すのにちょっと苦労したのも良い勉強になった。

一方のiPhoneは、今のところApple Storeの実店舗とAT&TのショップとBest Buyでしか買えない。Apple Storeで買う場合にはウェブサイトで事前申請ができるようになってだいぶ待ち時間が短縮されたそうだが、それでもけっこう時間がかかるので、ある程度の覚悟がないと買いにいけない。

その事前申請にはSocial Security Number(SSN)が必須。だが就労許可のない外国人はSNNを持てない。アメリカではこのSSNが事実上のIDになるので、色々なシステムがこいつを前提にできていて困る。

近くのApple Storeで訊いてみたら、SSNかIndividual Tax Identification Number(ITIN)がなければiPhoneは売れないという。例外はなし。AT&Tに行っても同じか、と訊いたら基本的にはそうだが、だめもとで訊いてみたらどうだ、とわりと親切。申し分けなさそうでもある。本当にApple Storeには感じの悪い店員はいない。

あとになって気がついたら、そういえばITINは持っているんだった。以前手違いで連邦税務当局に税金を取られてしまい、その還付手続きをした際にInternal Revenue Service(IRS)に発行してもらったのだった。だがそんな書類は当然持ってきていない。調べてみたらIRSに訊いたら教えてくれるらしい。朝7時から電話での問い合わせを受け付けている(このへんは立派)ので訊いてみた。データ照合のための質問に一通り答えたらわりとあっさり教えてもらえた。ひとまず安心。

ITINは9で始まる以外はSSNと同じフォーマットなので、これならAppleの事前申請システムを突破できるのではないかとやってみた。ところがこれもダメ。SSNの下4桁をデータベースと照合しているらしいので、やはりSSNでないとはねられるようだ。Apple Storeに行っても同じ操作をするはずなので、同じ結果になる可能性が高い。

最後の手段として職場の近くにあるAT&Tショップに行ってみた。このあたりの店なら同じような立場の客を扱い慣れているから話が早い、という情報を同僚から仕入れていたからだ。以前仕事帰りに前を通ったらかなりの行列ができていたので、できればしっかり人手を確保してあるApple Storeで買いたかったのだが、こうなっては贅沢は言えない。

ある日Grand Central近くのAT&Tショップに向った。夕方だし店員は2人しかいないので案の定並んで待つ。このあたりは意外と直営店が少なく、次に近いのはlulunのお気に入りの図書館の前ぐらいなので、そのへんも混雑する理由かもしれない。ようやく順番が回ってきて、iPhoneが欲しいのだが国際公務員なのでSSNはない、かわりにITINならある、と伝えたら、多分行けるだろうという返答。端末でデータを入力した後、どこかに電話をかけてITINを照合していたようだ。結局照合できなかったようではあるが、保証金500ドルを払えばOKだという。なんだ、つまるところ金で解決できるのか、とちょっと拍子抜けしたが、やはり国連の近くの店でなければこうはいかないかな。


大きい地図

待っている間、もう一人の店員のところにバッテリをなくしたという客が来た。ケータイの背面にはバッテリがあるべきところにぽっかりと空間が開いている。自分でもどうしてこんなことになったのかわからない、と少し照れている。どう考えても気がつきそうだが、まあそういうこともあるのだろう。

保証金の500ドルと代金299ドル(プラス税)を支払い、晴れてiPhoneユーザーに復帰。面白いのは、店を出る時に店員がiPhoneの箱と資料一式を紙袋に入れ、アクティベートしたiPhoneをほらよ、という感じで別に手渡してくれたことだ。普通の人はそこでまず誰かに電話するのだろう。

箱を開けてそっとiPhoneをしまい、Grand Centralへ向う人の流れに乗って帰途についた。

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