前回のNiko'sの印象が良かったのと、その時に見た昼のメニューがなかなか良さそうだったので、土曜日の朝食を軽くして散歩がてら出かけた。けっこう客が入っているが時間帯からするとみんなまだ朝食やブランチを食べているようで、席に着こうとするとウェイターが「コーヒー?紅茶?」などど訊いてくる。
そんな中、以前から気になっていたNiko's BurgerとLamb Souvlakiを注文。飲み物はやっぱりビールが合うだろうと確か4種類ほどあったタップものからBass Aleを選んだ。
Niko'sの焼き物はうまいということは前回わかっていたので、あの炭火で焼いたバーガーはうまいだろうと期待していた。肉はアンガスでもある。だから純粋にバーガーを味わうために敢えてチーズやベーコンの追加は見送った。
Souvlakiとはつまり串焼きのことで、ケバブと同じもののようだ。鶏や魚もあったのだが、それだとちょっと面白くないのでラムを選んだ。kameはラムを苦手としているが、今までの経験からちゃんとした店ではラムもきちんと臭みを抜いてあっておいしいという読みがあったからだ。最悪lulunに食べてもらえばいいし。
ビールを飲みつつ、窓際の陽だまりで街を行く人々を眺めながら待つ。寒いのでみんな着込んでいるがけっこう買い物に出ている人が多い。わりと待ち時間が長いので、まだ炭に火を入れているところなんじゃないか、などと言っていると料理が運ばれてきた。
Niko's Burger
バーガーがでかい。大きいだけでなく厚みもあるので確実に1/2ポンド、あるいはそれ以上ありそうだ。まずポテトをつまむとこれがうまい。揚げたてだし、芋そのものがおいしいに違いない。混ざっているオレンジ色の部分はカボチャのようで甘味がある。これもうまい。このポテトはアメリカに来てから食べた中で一番だ。
肝心のバーガーだが、まんべんなくミディアムに焼き上げてあり、表面は炭火で香ばしくさすがの仕上がりだ。これがまたうまい。これも今までで一番のおいしさ。たいていのバーガー屋ではパンがまずくて残念な思いをするのだが、ここはイングリッシュマフィンを使っている。しっかりしているし、断面をこれまた炭火でトーストしてあるので香ばしくておいしい。バーガーの出来としてはほぼ完璧だ。付け合わせにきゅうりとコールスローがちょっと載ってくるがこれも悪くない。
Souvlakiはピタ(これも炭火で炙ってある)に炭焼きしたラム、レタス、トマト、レモン、タマネギ、焼ピーマン、焼マッシュルーム、ディルの効いたヨーグルトソースが挟んである。具がはみ出て食べにくいが、これもきちんと作ってあっておいしい。ラムが予想通り臭みもなくジューシーに焼けていてうまい。付け合わせはバーガーと同じ。
満足。食べ終わって勘定を頼むと、シナモンをかけたリンゴが二切れ出てきた。前回もちょっとした食後酒とデザートが出てきたが、今回もちょっとしたおまけが嬉しい。やっぱり良い店だ、と再確認してまた寒い街へ出て歩き出した。
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