ソウル:鴨屋 Dongdaemun Special Duck (동대문 별난오리)

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Duck Restaurant

評価:3/5点

「韓国で鴨を食べたことなかったよね」という話になった。私達は二人とも鴨好きだし、韓国語の勉強をしている頃、食材に「鴨」という単語が出てきたときも日本より普通に食べる印象を持った。なのに、何故かいままで機会がなかった。今回ついに、「鴨料理専門店」にランチを食べに行くことにした。

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メニュー

東大門の近くのビルの2階にある店。先客が2組。何を食べているのだるかと横目で眺める。メニューを持ってくる様子はない。壁に「セットメニュー」と銘打って、「燻製焼き鴨」と「特製鴨鍋」の両方を食べることができるセットが書かれている。初心者はこれだろう。

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鴨鍋

すごい量の鍋具材が眼前のガスコンロに置かれる。鴨、玉ねぎ、ネギ、トックなどとたっぷりのスープ。そして、店のおじさんが「これは食べてはだめだ!」と指示を出す。最初は「??」だったのだけれど、つまりは「今から、ここで煮込むから、できるまで待て」と言いたかったようだ。

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バンチャン(サイドディッシュ)

ビールを飲みながらバンチャンをつまみ、他の客の食べ方の作法を観察。

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燻製焼き鴨

しばらくすると燻製焼き鴨が運ばれ、鍋の上に鎮座。おじさんが、サイドディッシュのニラをどっさり鴨のお皿に載せて、ニラと一緒に食べるのだと教えてくれる。香りよく美味しい。鴨と野菜を食べている間に、鍋がしっかりと煮込まれた。

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しっかりと煮込まれた鴨鍋

トックが柔らかくなっておいしい。トッボギの類を食べている余裕は、我々のお腹にはないので嬉しい。二人には十二分の量だったので、注文はしなかったけれど、通常は鍋の残りでチャーハンを作ったりすると美味しいだろうなと。

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鴨鍋

食べ物を撮影していたら、店のおじさんが「写真を撮ってやる」と声をかけてくれて、方向を変えたりしながら何枚も何枚もバシバシと撮ってくれた。こういう場面での韓国人は、いつもとっても親切と感心してしまう。

隣の席のおじさんグループが、鴨の燻製を持ち帰りに包んでもらっていた。我々もソウルに住んでいたら、燻製を持ち帰って、自宅で焼酎のつまみにしたいところだ。

たまには、食べ慣れていない種類の韓国料理もいいものだ。次回は、ドジョウを食べる予定。

店情報 鴨屋 Dongdaemun Special Duck (동대문 별난오리)の店情報 12 Jong-ro 46-gil, Jongno District, Seoul, South Korea