韓国:佳甫亭(カボジョン) 가보정 (水原)

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カルビの焼肉

評価:5/5点

水原での夕食は、カルビの焼肉を食べにカボジョン(가보정)へ。水原デビューのときから一番のお気に入りの店で、今回で5回目ぐらいだろうか。何年前だったか、久しぶりに行くと、大通りを隔て店の前に2号店と3号店ができていて驚いたが、どの店舗も繁盛しているようで流石だ。

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カボジョンの2号館と3号館

今回の宿からは徒歩圏内。少し早めに行ったつもりが、すでに満席。リストに名前を書いて待つように指示され、リストを見ると待っているのは2組だけなのでホッ。その間、予約客がどんどん入ってくる。しばらく待って案内されたのは個室でビックリ。箸とスプーンのセットも、ちょっと高級感がある。

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箸とスプーン(スジョ)

韓牛の生カルビとヤンニョンカルビを注文。米国産牛もあるけれど、ここではやはり韓牛。お肉とともに水キムチとドレッシングのサラダが運ばれてきた。水キムチは、ちょっと甘さがあって昆布エキスを感じる。お肉は現れたものの、炭火の準備が整うまで待つ。

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カルビ

待ちながら、以前は確か豪華なまでのおかず(バンチャン)がテーブルいっぱいに出たと記憶しているのに、どうしたのだろう?しょぼくなってしまったの?韓国でそんなのあり?と不安になりながら待っていると、お肉を焼く段になって、漸くテーブルに並べ始めた。よかった。それも、たっぷり。そして、どのおかずもレベルが高い。

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バンチャン
  • かぼちゃサラダ、トマト山芋の柚子茶風味和え
  • ネギサラダ
  • チャプチェ(こんなに美味しいチャプチェに出会うことななかなかない)
  • 葉っぱのゴマサラダ、エイヒレの蒸したん(柔らかくて味付けもよい。kameが気に入って箸が止まらなくなっていた)
  • 潰しかぼちゃのジョン(これは我が家でも真似してみたい)
  • ヤンニョンケジャン(kameは口が痒くなってしまったが、おいしいといったら、おばちゃんがお代わり持ってきてくれて、それも平らげたlulunであった)
  • 茄子の揚げ浸し(茄子自体もおいしいのか、腕がいいのか、すばらしい)
  • ブロッコリーと海老の胡麻和え(これもプロの仕事だった)
  • きゅうりとタコとワカメの酢の物(さっぱりして、口休めに最適)
  • ごぼうとニンニクと名前がわからないコリコリした芋の煮物
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お肉を焼く

ここはお店の人がお肉を焼いてくれる。上等な肉なので焼きを失敗しないようにとの配慮だろうか。ありがたい。水原のカルビは幅広でカットしてあるのも独特。

生カルビは塩だけあれば、あとは何もいらない。この店の特製ヤンニョンだれは、上品で実においしい。生カルビと、ヤンニョンカルビ、どちらも絶品だ。

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マッコリ

飲み物は生マッコリ。マッコリ専用の浅いお椀を取り皿か何かと勘違いしていたが、お店の人に「マッコリ用よ」と指摘され、そう言えばマッコリってこういうので飲むことが多いのだった。忘れていた。最初まろやかさが足りないと思ったら、シェークが足りていなかっただけ。飲みやすくて美味しいマッコリだった。このマッコリは初めてだったけれど、その後スーパーでも見かけて調べたところ、百歳酒のメーカーが作っているものだそうだ。

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おこげ粥

締めのシクサには、「おこげ粥(누룽지탕)」を選択。これが、またうまい。お腹いっぱいだけれど止まらない。

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水正果と薬果

最後に、水正果とデザートが出てくる。予想していなかった分、嬉しさもアップ。水正果の優しい甘さにホッとする。デザートで出てきたのは、まさに韓国風バクラバである「薬果」。伝統菓子ではあるが、最近 Youtubeかなにかの影響で巷で大人気になっているそうだ。  

佳甫亭(カボジョン) の店情報