Singapore:Anjappar(インド料理)
評価:3/5点
シンガポール弾丸旅行の最後の晩餐を何料理にするかは実に悩ましい。作戦会議の結果インド料理にしようと方向性を決めたところで、調査係のkameがめぼしい店を見つけてきた。
Anjappar というレストラン。宿からバス1本で行くことができる。バスを降りるタイミングで雨が少し降り出した。店に到着する頃には雨粒が大きくなり始めたので、とにかく店に滑り込む。店の中から外を伺っていたら、ものすごい土砂降り。助かった。そして、食事が終わる頃には上がった。その後、買い物をした帰り道でまた雨になって、少しだけ傘を使ったけれど、奇跡のように雨をくぐり抜けた日だった。
そして、食べ物の方も幸運に恵まれた。入り口のところに「本日の特別料理」看板があり、そこに「竹筒ビリヤニ」が書かれていることに kame 目が鋭く反応。実は、前日に竹筒ビリヤニ屋に行こうと目論んでいたものの、満腹のため断念したのだ。竹筒ビリヤニはマトンしかないらしい。二人とも羊肉は少々苦手だったりする。一瞬怯んだが、頼むことにした。苦手なマトンの臭みが全くなくて満足。
そして、やっぱり「蟹」でしょ!と殻付きの蟹マサラ。当然ながら日本のようなカニフォークはない。しかし、殻はさほど固くなく、外観から想像したよりもずっと食べやすかった。手がベトベトになってしまうのは仕方あるまい。シルバーに入っている水が出たのだけれど、これは飲む用なのかフィンガーボールなのか悩んでしまった。周りの客を見てみると、飲む人あり、フィンガーボールに使っている人あり、店の人に聞けば判ったのだろうけれど、どちらでもいいのかもしれない。
もう一種類ぐらいは食べたいよねと店の名前を冠している「Special Anjappar Chicken Dry」も注文。カシューナッツ入の鶏料理。我が家の好みだ。
ところで、注文した品々を待っている間用に、お通し的な Papadam が出てきたのだが、パリパリとして美味しくて止まらなくなる。もともと好きな食べ物だけど、揚げたては更に美味しい。ただし、外の大雨の湿気で食事が終わる頃にはかなり湿気てしまった。呆れるほどの湿度だ。
同じ通りに何軒もディープではないインド料理屋が並んでいて、評判を確認して他のところを試してみるのも良いかもしれない。
シンガポールに来る度に、インド料理も必ず食べることにして調べてみたら、なかなか深そうだ。恐るべしシンガポール。来る頻度も滞在日数も増やしたくなる魔界だ。