Bali:北部のお寺のレリーフ
シンガラジャ方面にあるヒンドゥー寺院のなかに、西洋人や西洋文化的なものが彫られているところがあるという情報をもとに3つのお寺を訪ねた。
まずは、シンガラジャから東に8キロ程行ったところにある Sawan の Pura Beji。一見普通のお寺。入ってすぐのところに、楽器を持った西洋人の彫り物を発見。とても新鮮。当時の人にとっては、さぞかし珍しかったのだろう。20世紀初頭、バリではこの北のあたりが異国との玄関口だった証でもある。
バリ・ヒンドゥー的な彫り物も日ごろよく目にしているものと雰囲気が少し違う。専門家は〇〇スタイルとか区別していたりするのだろうか。
次は、Pura Madwe Karang 。ここにあるレリーフは自転車に乗ったオランダ人。この人は名前も判明しているとか。
このお寺には番をしている女性がいて、ほかのレリーフを含め簡単な説明もしてくれた。
最初のPura Bejiで見かけた西洋人観光客と Pura Madwe Karang でも再会。カイドを連れていたから、やはり西洋的レリーフは観光スポットになっているようだ。
そして、3つ目のPura Dalem Jagaraga。特に入場料を徴収したりしていない。中に入って、レリーフを見て回ってもお目当てのものは見つからない。
場所を間違えたのかもと諦めて外に出たら、道路沿いの壁に車のレリーフを発見。道路から見えるので、特に人をおいていないのかもしれない。車、自転車、飛行機、ボートなどが描かれているが、いずれもオランダ人らしい。
ボートはワニに襲われているところらしい。当時はそういった危険もあったようだ。
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