Bali:Bulelengのバリアガの村

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Pedawa の伝統家屋

5月に行ったバリアガの村 Tengananが面白かったこともあり、シンガラジャへの一泊旅行の際に、Bulelengにある別のバリアガの村をいくつか訪れてきた。

バリアガの村としては、風葬(遺体を竹で囲って置くらしい)を実施しているTrunyan村が有名だが、Batur湖の東なので除外。今回訪れた Buleleng にはあるものの、通る道の関係から、Cempagaの村もパスとなった。

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Sidetapa 村

谷間の村 Sidetapaは、狭い路地にトタン屋根の家屋が並んでいて、部外者は入って行きにくい空気があったので、道路の上から眺めるだけにとどめた。一般的な家屋はトタン屋根で、谷に肩を寄せ合うように建っていて、たしかに普通のバリの村とは違う。

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Sidetapa村の家屋

785年に設立された村との記述があるから、その頃の記録が残っているようだ。谷の狭いところにある村で竹細工で生計を立てているらしい。Bale Gajah Tumpang Salu と呼ばれる特徴的な建物があるらしいけれど、上から見ただけではよくわからなかった。

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Pedawa村の伝統家屋

Pedawa村には、見学用に保存してある伝統家屋 Pokdarwis Telaga Sariがあり、看板も出ていて入りやすい。係のおじさんが案内してくれた。見学者の記帳用のノートを見るとほとんど人は訪れていない。入場料もとらないし、こんなので大丈夫なのだろうか。

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Pedawa村 見晴台

竹がふんだんに使われている。風が通って眺めが良い見晴台のような建物もあった。急スロープも安心して歩くことができる設計。流石だ。

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Pedawa 台所

家の中を見せてもらう。暗いが、目が慣れてくると、寝床スペース、台所スペースなどがわかる。親用の寝床スペースと子供用の寝床スペースが対角線上にあると説明してくれたところまではわかったが、それがどういう意味があるのかまでは、言語能力の足りなさ故に不明のまま。

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Pedawa 寝台

暗い家の中を見ていると、2019年に訪れた BangliのPenglipuran の建物の中の情景が頭に浮かんだ。

あとで、調べてみたら、Penglipuran もバリアガの村だった。「バリの伝統的な村」を宣伝文句に観光地化しているところだけれど、「バリアガ」という単語は使っていなかったので気が付かなかったようだ。そうだったのか!

そして、時々通る Batuan の村もバリアガだということを初めて知った。見学できる家屋 と、その隣に伝統家屋とお店を兼ねたGung Ajiもあるらしいので、機会があったら寄ってみよう。

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Bulelengの悪路

ところで、ほとんど人も住んでいない悪路を延々と走っているときにバイクのブレーキがうまく効かなくなるアクシデントが発生。このまま山道を走るのは怖いので距離と坂道の関係から、修理工場のあるところまで来た道を戻ることにした。Uターンなどをしていると、突然直った。とりあえず、ちゃんと動作するようなのでそのまま、進むことに。少々心臓に悪かったものの、無事回避できてよかった。

今回参考にしたインドネシア語のバリアガの村紹介記事