2022年、買ってよかったキッチングッズ No.1は Vermicular（バーミキュラ）のライスポットミニ。 7万円以上する高価なものだけど、本当に買ってよかった。

炊飯器という名称で売られているが、我が家はご飯は圧力鍋で炊くので目的は炊飯ではない。そもそもが、kameが鴨のコンフィを作るのに良さそうなんだけどと提案してきたものだ。サイトで見てみると、設定した温度と時間で調理できる。鶏ハムを作るのが楽になりそうだしこれは便利そうだと、すぐさま賛成。おいしくご飯を炊く目的で開発したらしいが、「炊飯モード」とは別に「調理モード」があり、極弱火・弱火・中火、そして30℃〜95℃内で設定ができる保温と選べて、タイマーもあるすばらしい。

日本仕様のものしか存在しないので、大きな変圧器も入手。買うときに、「変圧器を経由した使用だと保証の対象外になります」という話だったので、「はい、構いません」と元気に返事。

買ったのは「ミニ」の小さな方。それでも、かなり大きな箱に入っていている。ホーローの鍋部分と電気製品部分がそれぞれ別の箱になっている。重くて持ち帰るのが大変だった。

レシピ本が同梱されていて、操作の仕方やお手入れの仕方まで出ている。優秀だ。顧客のニーズがわかっている。レシピを眺めていると、こんな使い方もできるのかと非常に参考になる。アプリもあって新しいレシピも追加される。実際に作ってみたものもいくつかあるし、作ってみたい候補もいろいろ。料理する楽しみが増えた。

特に、今のバリのキッチンに付いているガスコンロは、とろ火どころか弱火もままならないので、煮込みものに重宝しているし、鍋がしっかりしているので、無水調理を多用するようになった。改めて無水調理のうまさを楽しんでいる。温度と時間を設定してあるので、キッチンでつきっきりの火の番をしなくてもよいのも素晴らしい点だ。

ほったらかしにはできないけれど、弱火のおかげでリゾットが作りやすくなった。ありがたい。

レシピをみているとパンは、バーミキュラで発酵だけさせて、焼くのはオーブンでというパターンのものがほとんどだが、僅かにあったバーミキュラで焼くパンも試してみた。オーブンとは違った感じでコレはコレでよい。発酵に関しては、南国住みの今は室温で十分なので使うこととはないだろう。

もちろん、炊飯器としても使ってみた。別の料理で圧力鍋を使っているときにご飯が炊けないという事態がなくなったのはありがたい。

第一目的の鴨のコンフィはまだ作っていないけれど、鶏ハムは楽なのですでに何度か作った。良い買い物だった。