今日は珍しく和食な晩御飯。メインディッシュは田芋と豚バラを煮込んだ「どぅるわかしー」(沖縄料理)。田芋は中華系やインド系などのスーパーで手に入る。最初から「それは和とは言わない」と駄目だしされそうだが、気にするまい。
どぅるわかしー
どぅるわかしー
田芋って、よく考えると変な名前。畑でなくて田んぼで育つ芋だから、田芋。水田の水の方をとって水芋とも呼ばれることもあるとか。おかずにもおやつにもなる重宝な奴だ。
あっという間に煮溶けてしまう芋で、「どぅるわかしー」は「泥沸かし」が語源と聞けば、煮ている時の鍋の中が想像つきやすいかも。
タケノコご飯
筍ご飯
先日中華街で買ってきて茹でておいたタケノコで、筍ご飯。タケノコご飯は、鶏肉入りだのいろいろなバリエーションを試してみたが、油揚げにタケノコだけのシンプルなものに落ち着いて最近はこればかり。山椒の葉がないので、炊きあがりに茶豆を放り込んで彩りを。
ほうれん草とタケノコの炒め煮
ほうれん草とタケノコの炒め煮
ほうれん草とタケノコの炒め煮。たいていは絹豆腐を入れるけれどなかったので、干豆腐。だいぶ雰囲気の違うものになる。旨味は干しエビで。
もうタケノコ?って感じだが、実は、NYだと冬にタケノコが店頭に並ぶ時期がある。いったいどこの暖かいところからやってきているのだろうとずっと不思議に思っていた。調べてみたら、「冬筍」と言って、春に土から顔を出す前つまり冬に掘り起こした小ぶりのタケノコだそうだ。年末ごろから出てくるみたいなので、「もう」ではなくて旬を過ぎた「まだタケノコ」なのだ。
まさに思っていた通りのタケノコって、春じゃなかったのというページもあった。日本人にとってはタケノコは春のものだけど、冬のタケノコを尊ぶ人達がいるのだ。確かに、春筍よりも柔らかい。
タケノコの煮物
筍の煮物
おまけ:今夜のおかずではないけれど、よく作るタケノコの煮物。通常はインゲンと油揚げとシラスをいれるけれど、この時はシラスの代わりに桜えびバージョンでやってみた。タケノコは海老やシラス、油揚げといった旨味のあるものと一緒に調理するのが定石だ。