評価:2/5点
「マッコリ」の看板に惹かれて入ったのがこのごく普通の安飲み屋。宿のすぐ近くだったというのが最大の理由なのでまあマッコリが飲めればいいや、という感じ。
パンジマッコリ
おっちゃん二人が中央のテーブルで焼酎を飲んでいる。テーブルに並んでいるものを素早く観察してふむふむ、こんな感じかと様子をつかみ、注文したのはオジンオポックムとマッコリ。ホールと奥の厨房両方をアジュンマ一人が切り盛りしている。
注文を受けたアジュンマは隅にある冷蔵庫からマッコリ(よくある1リットル?の瓶)を3本取り出して中身をやかんに移し、無造作に保冷剤を放り込む。あぜんとしている二人のテーブルに置かれたやかんはとにかくでかい。
かくなる上は飲むしかないな、と覚悟を決めテーブルに広げられたおかずをつつく。
豆腐のチゲ
味はまあどうっていうことはないレベルだが、全州のごく普通の安飲み屋ではこういうものが出てくるのだ、という体験にはなった。タニシがけっこう良い。殻から身をチューチュー吸い出すのだがダシがおいしい。ゆっくり飲みながらつまむには格好の肴だ。さなぎはうまくはないがまずくもなく、ふーん、こういう食べ物があるのねというところ。敢えて注文はしないものだが。
さすがに全部は無理だったがかなり飲んだ二人はふらふらになって店を出た。アジュンマの「また来てね」という声を背中で聞きながら。