莞島:ミョンムルフェセンター

評価:4/5点4 stars

群山のカンジャンケジャンが忘れられなかったkameとlulunは、もう一度だけカンジャンケジャンを食べて打ち止めにしようと合意した。莞島の刺身屋街を一通りひやかしてみたがワタリガニを置いている店がない。一軒だけまともなワタリガニが店先に見えるところを選んで中に入る。

Dscf0691-Small-1名前は立派そうだが小さな店
Dscf0690-Small-R店先の生簀。右下にワタリガニ。

カンジャンケジャン、というとダメダメ、という感じで断られる。うちは生きてるカニしかねーよ、と言っているようなのだが、漬け込んで置いておかないといけないからなのだろうか。がっかりしているとヘムルタンはどうだ、うまいぞーなどどのたまう。その時点で店を出ることも考えたが作戦を立て直すのが面倒なのでヘムルタンで行くことにした。

4品のおかずセットをつまみ、焼酎をちびちびやりながら店内を観察。もう一組いる客はおっさんばかりで刺身をつついている。ここはちゃんと皿に保冷剤を置いてその上に刺身を置いている。そりゃ刺身は冷えていた方がうまいに決まっている。

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そうこうしているうちにアジョシが店先の生簀に材料を取りに行く。見ているとカニ、ナクチ、貝類(サザエ、ムール、あさり)をごっそり持って行くではないか。特に貝が多いのでこいつは良いダシが出るぞと期待が高まる。冷蔵庫からも具をプラスしてできたのがこれ。

Dscf0688-Small-1ヘムルタン

ヘムルタンにはエビとタコのぶつ切りがさらに加えられ、もやしとちょっと癖のある青菜とともに煮てある。けっこう辛いが予想通りダシが効いていてうまい。実際に食べてみると貝の数が本当に多くて食べても食べても出てくる。鍋にサザエというのはちょっと変わっているがこれもおいしい。

面白いのはなぜかわさび醤油が出されたこと。こういう食べ方をするものなのか、それとも我々が日本人だからか?実際付けて食べてみるとなかなかいける。

締めには黒米ご飯を鍋のスープで食べる。もちろんうまい。鍋にはだいぶスープが残ったが、持って帰れないのが残念だった。