鐘閣:里門ソルロンタン

評価:2/5点2 stars

鐘閣タワーの本当にすぐ裏にこのソウル最古の飲食店はある。これ以上ないほどの老舗がスープ屋というのも韓国らしい。朝の開店にタイミングを合わせて出かけると、店内はおっちゃんおばちゃんが既に大勢で黙々とスープを吸い込んでいる。お、これは脈があるぞと喜んで席に座る。


Dscf0770-Small-2里門ソルロンタン

注文したのはソルロンタンとトガニタン。まずはセットが出てくるがキムチとトガニタン用のごはんと醤油ダレのみとちょっと寂しい。

Dscf0774-Small-2セット

念願のトガニタンは肉というか軟骨がゼリー状に驚くほど柔らかく煮えている。スープ自体はすっきりさっぱりで内臓ベースとはとても思えないほどだ。熊本ラーメンのようなギットリしたスープを期待していたので拍子抜け。感想としては味がないと思ってしまう。キムチなどで自分で味付けして食べることを前提としているのだろうか。

Dscf0772-Small-2トガニタン

ソルロンタンも基本的には同じ。スープは別物のようだが味はとても似ている。印象としては具に内臓の薄切りとそうめんが入ってくるところが違うだけか。

Dscf0775-Small-1ソルロンタン

途中で気がついたが大勢いた客は実は日本人観光客の団体で、ガイドが大声で行程の説明などをしていた。確か春川に行ってダッカルビを食べるようなことを言っていた。団体客は分をわきまえて団体用の店で食べてほしいものだ。

Dscf0776-Small-1店内

日本人観光客が帰った後の店内はがらんとして拍子抜けしたような静けさが残った。アジュンマたちが手慣れた様子で黙々と作業を続けていた。