評価:4/5点
lulunとkameのソウル行きから外せない存在はいくつかあるが、このコッピヌンサンゴルもその仲間入りを果たしたと言っていい。マッコリの楽しみを教えてくれたのがここだ。今回の旅の大トリに抜擢されたのもそのためだ。
店内は相変わらず静かで落ち着ける。隣のサントゥワテンギと比較すると店も小さくて照明も抑えめで、やや大人向けという印象がある。
例によってマッコリはとろりとしてうまい。純粋にマッコリだけを比較すればトラオンキムサッカッに軍配が上がるが、総合点ではやはりこちらが上だろう。
おかずセットはカットゥギと焼き豆腐。これまたうまい。
今回減点対象になったのは料理だ。いや、正確に言えば選択を失敗したのでコッピヌンサンゴルに非はないのだが、結果は変わらない。だって、田舎風味噌餅なんて言われたら食べてみたくなるだろうが。それが現物を見てタマネギごっそりのジョンだということを知ったらがっかりせざるを得ない。仕方なくタマネギの無い部分をつついたkameであった。味はまあまあ。
多分ジョンとセットで出てきたのがわかめの酢の物。いわば水キムチのような冷たくて酸っぱい汁物という感じのものだ。寒い時期には温かいスープが出るが、夏はこういうものになるのだろうか。口がさっぱりしてよろしい。
残念な側面もあったが、やはりコッピヌンサンゴルの水準は高いことが確認できた。これでまた次回にも巡回コースに入ることになるだろう。