評価:3/5点
歩でサーターアンダギーを買ってすぐに花笠食堂で早めの昼食。平和通りから路地を入った判りにくい場所だということだったが、けっこう目立つ看板があるので見落とすことはない。外観は全く普通の食堂だ。
店内はまだ空いているがおばあたちがせっせと働いている。定食はごはんと汁、それに小鉢が選べるようになっている。lulunは煮付けに黒米ご飯、中身汁、それにぜんざいのセット。
kameはナーベラーンブシー、玄米、イナムルチ、スヌイ。
煮付けの内容鶏肉ににんじん、じゃがいも、厚揚げ、大根、こんにゃく、昆布なのだが、驚いたことに全ての素材を一度揚げてから煮ている。ほかの店では見たことがないので花笠独自の手法なのか?
中身汁はショウガが効いた良いだしが出ている。内臓系が苦手なkameには少し臭みが気になるが、lulunは平気とのこと。
けっこう嬉しいのがぜんざいで、小豆をベースに金時豆、押し麦などが入っていて素朴なおいしさがある。
ナーベラーンブシーは概ね予想通りの味。おいしい。
イナムルチは白みそ仕立てのまるで京風のみそ汁だが、これはうまい。甘味があって濃厚な白みそが沖縄風のだしによく合っている。
店を出る頃には観光客や地元の客で席はほぼ埋まった。ちゃんとした食事を安く食べさせるという方針が徹底していて、有名店の仲間入りをしても観光客の媚びていないのが頼もしい。特にうまいというわけではないが、こういう店にはがんばってもらいたいものだ。