舞鶴:まほろば

評価:4/5点4 stars

舞鶴の食事どころは情報が少なくて今ひとつ決め手に欠けていた。その中で候補に挙がっていたまほろばは、昼間に前を通ったらなかなか良さそうだったので迷わずここにした。

まほろばまほろば

まだ7時過ぎだというのに商店街は閑散としている。前方を歩いているおばさんグループが吸い込まれたのがまほろばだった。それなりに流行っているようだ。

店の入口では炭が赤く燃えている。積み上げてある炭の箱には中国製の備長炭だと書いてある。ホールをやっているのは若い男女で、やや控えめすぎるかもしれないがきちんとしていてうるさくない。内装も落ち着ける。生ビールと、悩んだ末に肉主体のオーダーを入れる。間もなくミノの湯引きが運ばれてきた。

まほろばのミノの湯引きミノの湯引き

内臓なのに全く臭みがない。淡白で独特の食感が楽しめる。お、これはいけるぞ、と期待が高まる。

まほろばの砂肝とせせり砂肝とせせり

牛は海南亭に譲ることにしたので鶏が主体だ。初めて食べるせせりは柔らかく、砂肝も鮮度が良い。

まほろばの海鮮サラダ海鮮サラダ

海鮮サラダはタマネギが大量に載ってくるのが問題だが、それを別とすればエビ、ホタテ、アサリがいっぱいだ。シソもなかなか良いアクセントになっている。

まほろばのゲソゲソ

この日最大の収穫がこのゲソ。やはり鮮度が良いのか、イカそのものが良いのかとてもうまい。最高だ。

焼いているところ焼いているところ

トントロも味が良い。lulunにビールをかけられたりkameに灰の中に落とされるという仕打ちにも耐えてくれた。

まほろばのトントロトントロ

lulunが麦焼酎の千亀女をロックで、と頼んで出てきたのがこれ。「あ、あの ...」「ロックです」と言われて飲んでみたら本当だった。普通はこの半分の量で氷が二倍。

千亀女千亀女

締めをどうするか一通り悩んだ末、ホタテを焼いて牛汁とごはんとすることで合意。

まほろばのホタテホタテ

ホタテは大きいので火の通りが遅い。待っている間に牛汁とごはんが来てしまった。だがやはり味は良い。

まほろばの牛汁牛汁

牛汁はこれまたタマネギ使用、しかもスープは化学調味料が効いていてがっかり。スープの素みたいな感じだ。これだけは失敗。あと不運だったのは黒板には書いてあったが品切れだったサワラの刺身。ちょうどlulunの食べたいものリストに載ったものだったので残念だった。

店を出ようとすると外は大雨。換気扇の音で気がつかなかったがすごい雷雨のまっただ中だった。幸い店の前はアーケードの中だが、傘を持ってこなかったkameとlulunはぶらぶら歩きながら小降りになるのを待つつもりだったが、店のねーちゃんが倉庫でごそごそと傘を探してくれ、「一本しかありませんが ...」と持たせてくれた。礼を言って店を出る。

アーケードの端まで行ってしばらくすると雨はほとんど上がった。