2007年7月2日（月）苫小牧〜ウトナイ湖〜支笏湖（走行距離60キロ）
kame は船での昼寝が少なかったためか、ぐっすり寝ているので8時半までそっとしておいたら予定外の朝寝坊にあせっているようだった。朝食をとり慌ただしく出発の準備。昨夜バスを使わずにチャリで苫小牧まで来ていたら何時まで寝ていたことやら。
出発前の愛車
愛車に荷物を載せて苫小牧ニューステーションホテルを出発。このあと食料の買い出しをするので荷物は更に増えることになる。
最初の計画の時点ではフェリーを降りたら勇払（ゆうふつ）まで走って一泊し翌日は勇払原野をと考えていたのだが、勇払も沼ノ端も宿はいっぱいで苫小牧の町中に泊まることになったのだ。ちょうど勇払は花のきれいな時期なので内地から観光客が押し寄せて連日満室で7月下旬まで平日でも空き室がない状態のようだ。2003年の同じ時期に礼文島の宿を取るのが大変だったけど同じような現象ね。
ということもあり、まずは勇払原野の中のウトナイ湖へ向かう。R36は歩道が広くて走りやすい。途中歩行者は一人しか見かけなかった。ウトナイ湖はバードサンクチュアリとして有名な場所であり、日本野鳥の会のレンジャーが常駐しているネイチャーセンター周辺は自然観察歩道が整備されている。歩いてみると鳥の声はたくさん聞こえてくるのだが姿を見つけることはできない。
ウトナイ湖サンクチュアリ
この日は気温が25℃と上がったが、通常太平洋側は霧が出て薄曇りのため22℃ぐらいまでしか上がらないそうだ（。そのため米作りは無理だそうだ。冬はマイナス20℃にもなりウトナイ湖ではその昔スケートやカーリングが行われていたりしたが、現在は鳥が有名になったので今は全くやらなくなった話などをレンジャーの人がしていた。
ウトナイ湖サンクチュアリの野鳥観察小屋
自然観察路を歩くとヨーロッパと同じような植生だと実感する（ここは少々湿地でもあるが）。
ウトナイ湖：エゾキスゲ
夕方開花し一日だけ花を開くエゾキスゲ。
ウトナイ湖：ホザキシモツケ
ウトナイ湖：？
ウトナイ湖：ハマナス
苫小牧方面に戻る途中にあるイオンの入ったショッピングセンターで昼食をとり、食料の買い出しをすることに。まずは「ろくろ」という焼き肉やで腹ごしらえ。特にどうと言うほどのものではないが、この場所にしては頑張っている方かも。
豚キムチビビンバ
冷麺とミニビビンバのセット
買い物をしてかなり重く＆量の増えた荷物を載せて R276 を支笏湖へ向かう。途中北大演習林の中を走り抜ける計画にしていたが、演習林に入る道を間違えてウロウロしてしまう。中は緑の多い市民の憩いの場になっていてなかなか感じがよろしい。しかし走っているうちに砂地の部分に出てしまい、重い荷物を積んでいるためタイヤが食い込みハンドルを取られてとても進めない状態になってしまう。仕方なくもとのR276 へ引き返すことに。結局１時間半ほどロスしてしまった。
北大演習林
日本の最北の不凍湖といわれる支笏湖まで R276をひたすら北上するのだが、自転車道が整備されていてトラックなどの横を走らなくて済むので快適だ。当初はコインランドリーなどの設備の整った支笏湖の西岸にある美笛キャンプ場まで行くつもりであったが遅くなってしまったため諦めて、支笏湖についてすぐのところにあるモーラップのキャンプ場に変更した。ここは車で15分離れたところにある休暇村支笏湖の関連施設だ。キャンプ場に着く寸前のモーラップ山の裾野の上り坂が一日重いものを載せて走ったあとにはかなりキツかった。一人自転車旅のおじさんは自転車を押して歩いていたよ。
モーラップ キャンプ場：炊事棟など
キャンプ場に到着したのは17時前だったけど既に管理人は帰っており、適当にフリーサイトのところに設営。駐車場から一番離れたところに陣取りました。炊事棟やトイレはちょっと遠くなるけど静かでよろしい。我が家のテントは自転車や歩きで利用するためコンパクト。二人がやっと寝ることができるサイズよ。
モーラップ キャンプ場：設営
テントを張ってひとまずシャワーと思ったら、シャワーのあるキャンプセンターは鍵がかかっている。こんなこともあろうかと用意していた体を拭く用のシートでとりあえずさっぱり。気を取り直して夕食の準備。
キャンプ最初の食事は鍋。今日買った白菜、ニンニクの芽、豚トロに、コチュジャンや醤油などで味付け。鍋の後は雑炊でしめました。自然の中での食事はおいしい！写真撮るのを忘れていた。失敗。
支笏湖の夕日
恵庭岳の方に沈む夕日がきれいでした。20時前には暗くなるので、コンニャクゼリー（ぶどう）やカントリーマームなどの甘いものを食べて就寝。