評価:5/5点
11ヶ月ぶりの満味である。一年もしないうちに再訪するのは珍しいことだが、前回は時間制限があったので急いで焼いて食べなければならなかったため、今回はしっかり予約をしてゆっくり食べるというのがテーマだった。それに名護に来て満味は外せない。
名護市街から自転車を走らせ店に着いたのがちょうど7時。前回はカウンターだったが今回は店の中央の席に通される。周囲の席は既に埋まっているか、「予約席」の札が立っている。さっき飲んだのだがまたオリオンビールを注文。前回もお通しがおいしくて喜んだのだが、今回のモツも全く臭みがなくうまい。lulun大喜び。ゴーヤも茹でて甘酢で和えてあるだけだがシンプルにして美味。
クーポンを持っていたのでキムチはおまけ。けっこううまい。
前回セクレートとだぶるために外したカルビを今回は注文。ネックもうまそうなので頼んだ。どちらもとてもうまい。塩だけ、あるいは塩とレモンで食べると特によろしい。傾向としては似ているのだが、カルビの脂の味わい、ネックの肉の旨味がいずれも特徴的だ。うまい。カルビに関してはlulunがわずかに臭みを感じた個体もあったようだ。
野菜はサラダという手もあったが前回同様焼き野菜。
さてホルモンは、というので癖の少ないものを、とガツを注文。これがまた柔らかく、全く臭みがない。内蔵苦手の二人にはとても嬉しい。海南亭でもこんなのは出てこないぞ。
焼肉ばかりでは飽きるし野菜不足になるので、ミミガーと島唐辛子とニラの炒め物を注文。予想したよりミミガーの割合が多く、ほとんどニラは飾り程度。これがまた辛いのだがうまい。
kameが胃弱のためlulunががんばって(かつ喜んで)食べてくれるのだが、このあたりで身の振り方をしばし考える。せっかく満味くんだりまで来たのだから、とさらに肉を注文するこに決定。これもやはりここまで来たのだから、とセクレートと、カシラを注文。
セクレートはサシの入り具合、柔らかさ、肉の味わい、いずれもすばらしい。やはりバランスの良さがなせる技だ。1000円を超えている皿がこれだけなのも納得。
なかなかカシラが来ないので忘れられたのかと思ったが、諦めてセクレートを焼いているうちにやってきた。当たり前だがやはり十番のツラミ丼とは違って柔らかい。これを丼にしたらうまいだろうな。
最後にとっておいたセクレートを一枚ずつ焼いて撤収することにした。苦しくなるほど食べてお会計は6,660円。安い。
ドアを開けると知らない間に降った雨がちょうど上がったところだった。肉の味とともに運の良さをも噛み締めながらホテルへ向って走りだした。
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