沖縄:2日目

2007年11月4日(日) 名護〜辺土名(へんとな)走行距離 40キロぐらい?

天気予報通り起きたときから雨。今回の旅がどれだけ雨にのろわれてしまうのか思いやられる。自転車旅行の雨は辛いのよね。ネットで天気予報を色々見てみるけど、どれも芳しくないし。とりあえずホテルの裏にあるコンビニでパンを買って朝食にし、通信などしながら、チェックアウトぎりぎりの10時までのんびり。雨だし、kame は寝不足と体調不良でだしね。

自転車 沖縄旅行今回の荷物

チャリの調整などして10h15出発。ホテルを出た頃は小降りだったけど、途中雨足が激しくなったりとひどいコンディションだ。安全第一なので人の歩いていない歩道をゆっくり走る。今回の旅行は後々話題に出るほど雨にたたられたものになるのだろうかと、雨でひどい目にあったブルターニュなどの旅行を懐かしく思い出しながら走る。それもまたいい思い出だとわりきってしまうあくまでも前向きな lulunであった。

今回の旅は北海道のときと違って、キャンプをしないのでテントや炊事道具がないぶんかなり少ないのは嬉しい。旅の最後に自転車を送るための梱包材や Mac までつめてチャリバッグを一人2つずつで余裕だよ。

天気と kame の胃腸の状態のことを考慮して、本部半島の伊豆味の山原そばへ行くのを中止にして、もともと短かった今日の行程をさらに短くすることに。

びしょびしょに濡れて、12時前に大宜味村の津波(つは)にある前田食堂に到着。

大宜味村 塩屋湾大宜味村:塩屋湾

食事が終わって外に出ると雨はほとんど降っていない。少し明るくなったので津波の少し先にある塩屋湾あたりで今日初めて景色をデジカメに納めようという気になった。

大宜味の道の駅 滝大宜味の道の駅:滝

昼食をとってからすぐだけど時間もあるので大宜味の道の駅に寄る。その横に滝があった。景色が少しずつやんばるっぽくなっていく。

またほんの少し走って、笑味の店で雨宿りと時間つぶしを兼ねた休憩。この店はいろんなところで記事になっているけど、素材と作り方がちゃんとしていそうだったから機会があったら寄ってみようかなと思っていたところ。このぐらいゆっくり進むのは3日前まで寝込んでいた病み上がりの kame 体にはちょうどよかったかも。のんびりとしていて弛緩してしまうような空気のなかお茶をしてくつろぐ。沖縄の空気って、やっぱりいいさー。

大宜味村と国頭村(くにがみ)の境ぐらいに kame と lulun の大のお気に入りの泡盛「山原くいな」を作っている「マル田」こと田嘉里酒造さんがあるので行かない訳にはいかないでしょう。本島の一番北にある泡盛の製造元です。日曜日だから閉まっているだろうけれどそれでも寄り道をすることに。

田嘉里の村の中を走るがなかなか見つからない。半ばあきらめかけていたとき lulun が脇道の先に空き瓶が積まれているのを見つけて近づく。ようやく見つかった!雨の中記念撮影だけはしっかりと。泡盛の酒造元は家庭内工場のような小さなところもあるけれど、ここもこじんまりね。マル田の泡盛は9割が沖縄で消費されてしまうので、あまり外には出回らない。

田嘉里酒造「山原くいな」の田嘉里酒造

田嘉里酒造「山原くいな」の田嘉里酒造

今日の宿のある辺土名(へんとな)の近くにある国頭(くにがみ)の道の駅のあたりでは本降り。またもや雨宿りをする。ついでに泡盛と沖縄島豚ジャーキーを夜のためにゲット。

国頭の道の駅の近くに観光スポット、比地大滝がある。一年前本部方面を回った旅行の下調べをしたときから行きたいと思っていたところだ。前回は時間と足の便の悪さと時間の関係で断念したのだが、今回は天気のために断念だなと思っていた。国頭の道の駅の掲示板で知ったのだが、比地大滝は 4日前から工事のために入ることができないらしい。なんだ、晴れていても縁がなかったのね。ちなみにオープンは来年4月らしいです。

比地大滝 工事中比地大滝は工事の為閉鎖中

そして、濡れ鼠状態で今日の宿さんしんにたどり着く。広くてびっくり。びしょびしょの雨具、グローブ、チャリバッグやらを余裕で拡げて乾かすことのできるのが嬉しい。テントだと大変なのよね。

夕方5時ぐらいまでくつろいでいたら雨が上がっていた。少しお散歩しながら、食べるところさがし&スーパーで買い物をして、波止場食堂へ。今夜も食べ過ぎで苦しいぞ。

マル田 泡盛田嘉里酒造の泡盛

寝る前に国頭の道の駅で買った「マル田」こと田嘉里酒造さんの泡盛で一杯やってから就寝。いつも「山原くいな古酒43度」の一升瓶を愛飲しているので、今回は180ml の瓶「くいなブラック30度」と「まるた30度」を買ってみた。「くいな」のほうは度数こそ違うもののいつも飲んでいるのと同じ感じ。「まるた」のほうは路線は同じだけど普及版らしさがあってこれも良しって感じかな。ところで、旅の途中で聞いたところによると、昔の「まるた」はかなり臭かったとか。今の「まるた」はうまいよ。