評価:4/5点
先日お茶をして気に入った笑味の店に、今度は食事をしにいくことにした。平良から名護に帰る途中、塩屋からの道をひとっ走りするとちょうど良くお昼時。
店に着くとTVクルーが一番手前のテーブルを占拠して撮影をしている。その向こうでインタビューを受けているらしい人相の悪いおばはんが店主らしい。奥の方のテーブルに向うlulunとkameを上目遣いに見るだけで挨拶もしない。客に迷惑をかけているのだから詫びの一つぐらい言えんのか。撮影部隊の人たちが礼儀正しくとてもきちんとした人たちだったのと対照的。
食事メニューはレジ近くに張り出してあるだけなのでそこまで見に行く。長寿膳は前日までに要予約だし、どうせ似たようなものは第一ホテルの朝食で食べるはずなのでパスすることにしていた。kameはポロポロジューシー、lulunはラフテー丼を選択。いずれもおかずセットと漬け物、ヨーグルトが付属する。味噌汁はラフテー丼のみ。
ラフテーはシークワーサーを使って煮込んでいるとのこと。柔らかく煮えていて味付けも良くうまい。ご飯は何やら雑穀が入っていてこれもうまい。ちょっと肉の量が少なくてバランスを欠いているのが難点。
おかずにはキビナゴのマース煮、田芋、イカのうっちんマース煮、生麩のような紫芋、ンジャナの和え物。
ヨーグルトはぬめりがあってちょっとトルコアイスみたい。
ポロポロジューシーはちょっと味が濃いがダシが良く効いている。ふーちばー、サツマイモ、ハンダマのいずれかを入れられるのだがハンダマをチョイス。独特の風味とぬめりが加わる。
漬け物は瓜のようだ。
総じて味は確かに良いし、手を抜かずにしっかり作っている様子がうかがえる。有名になったのを鼻にかけている偉そうな店主以外のスタッフは感じが良いので快適でもある。値段も沖縄にしてはやや高い。おいしいものを普通に出すのが沖縄的だとすれば、ここは非沖縄的である。ある種沖縄にいるのに東京にいるような気がするところが残念。繰り返すが味は良いのでよけいにそこが残念だ。
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