民宿島ぞうりは平良から国道331号線を塩屋方面に少し行ったところにある。第二宇出那覇のバス停の前、宇出那覇の共同店の真向かいだ。
チェックインは3時からだが少し早く着いて受付をしようとすると誰もいない。ひとまず共同店でオリオンビールとつまみを買ってきて庭のテーブルで一服。気持ちがいいのでちょと居眠り。
時間になっても誰も現れないので建物の中で資料を見たりして待つ。ようやく道路の向こうからジャーを持った女性が現れた。このへんが沖縄時間か。
3部屋しかないのはわかっていたが、2棟ある宿泊棟の一つを割り当ててくれる。わりと新しく、ゆったり8畳プラス板の間のスペースがあるのでくつろげる。バス・トイレも付いているとは贅沢(?)。これなら住めるな、と一瞬思うが台所がないのはそういえば致命的。
庭もシンプルだがぼんやりするにはちょうど良い。道路端なのでちょっと車がうるさいが、夜になると交通量は減るし、窓のサッシがしっかりしているので寝るには問題ない。
もう一組客がいるはずだが夕食はkameとlulunだけ。3つあるテーブルの一つが片付けられそこが食卓となった。あとのテーブルにはコーヒー豆が干されていたり三線が無造作に置かれていたりする。
天ぷら(四角豆とポーク、カボチャ、ぐるくん、アワビ茸)
パパイヤイリチー
味噌汁
さじほど豪華ではないが、やはり手を抜いていないきちんとした家庭料理でおいしい。味噌汁も鰹のだしが効いていてうまい。欲を言えば天ぷらは揚げた直後に出してほしかった。アワビ茸は農業科に通っている娘さんが学校で作ったものだそうな。
朝は割と普通。ベーコンがかなり普通なのが残念。その時はたいして意識しなかったが、さじのベーコンはうまかった。
でもこのバナナジュースは最高。
朝食セット(ポーク、ニンジンと四角豆の和え物、もずくの味噌汁)
翌日の朝は和食。ポークの表面がさっくりと焼けていておいしい。ちょっと塩気が強いがご飯のおかずには良い。和え物や漬け物、味噌汁もうまい。
目玉焼きが苦手のkameは食べていないが、lulunは卵がおいしいと言う。確かに奇麗な色でおいしそうだ。放し飼いの「幸せな」鶏の卵を使っているという触れ込み通りだ。
自家製コーヒーは香りはなかなか良いのだがやはりコクが足りない。コーヒーにはかなりうるさい二人なのでまあこれは仕方のないところだ。
思わぬ恩恵に預かったのがこのアテモヤ。経緯は定かではないがもう一組の客がこいつの話をしていたら出てきた。英語でカスタードアップルという名前の通り、濃厚な甘味がとてもおいしい。アイスクリームにしたら最高だろう。
まだ熟れていないので、とお土産に一つもらったのがこれ。割れてきたら食べごろらしい。今から楽しみだ。
評価はちょっと辛めだが3点。部屋は良いのだが食事はさじと比較してしまうとどうしても不利だ。もう少しがんばってほしいかな。
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