評価:3/5点
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灘の近くに住むlulunとkameなので、旅先でおいしいと思える日本酒に巡り会う確率はかなり低い。一応味見はしてもやっぱり瀧の鯉の方がうまいよなぁ、ということになってしまうのだ。
坂越に酒蔵があるということはなんとなく知識としては知っていた。丘の上から街を見下ろした時、かなり広い敷地に立派な建物が並んでいる場所があったのでそこがきっと酒蔵なのだろうと目星を付けておいた。その奥藤酒造の敷地内には郷土資料館があるということもあり帰りに立ち寄った。
試飲コーナーは蔵の中にある。ちょうど新酒の時期なので、「忠臣蔵」の原酒の生酒を物色していると店の人が今年のは非常にすっきりした仕上がりになったという。好みによっては軽くて物足りないぐらいだそう。一方、「乙女」の原酒はアルコール度が19度と高く、甘くしっかりした味だという。
一通り説明を聞いて考えていたら、車じゃないのなら試飲しても良いという。それを早く言ってほしかった。飲んでみると「忠臣蔵」は非常にフルーティーな甘さがある。確かに軽いが瀧の鯉の生酒同様これは好きな傾向だ。「乙女」には米の甘味があり、まったりとしたまろやかさがある。どちらも個性的でけっこううまい。
結果的には720mlの瓶を2本買い、駅までの道のりを歩いた。さっき買った生ガキはこいつでやろう、と決定。
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