楽園洞:韓国餅

帰国の日に楽園洞の餅屋街で餅を買って帰るのが、我が家がソウルへ行ったときのお決まりとなっている。

今回は朝10時ぐらいにはホテルを出なければならないので、時間がないかなという気持ちもあった。餅好きの kame はどうするつもりなんだろうと思っていたら、朝食の後、明洞からどんどん北上しながら散歩を続けている。これは間違いなく楽園洞に向かっていると確信しながらも何も言わずついて歩いていた lulun であった。餅屋街にかなり近づいてからkame が「もしかして、あそこが近いんじゃないかな」と白々しく口にする。偶然じゃないよ、確信犯め。

朝早いので少し心配したが、どの店もそこそこ商品はある。まさか、昨日の売れ残りなんて置いていないよねという気持ちもわずかに持ちつつ、各店のラインナップをチェック。選択はすべて kame に任せる。今回は北東のエリアの中にある餅屋の中で、少し南側の小さな餅屋で3点を買うことになった。

韓国餅 韓国餅

毎度おなじみのソンピョン(송편)という韓国餅。中は胡麻餡で、松の葉をしいた上で蒸して、ごま油でコーティングした餅。

韓国餅 韓国餅

これも、ほぼ毎回買っている。こしあん入りの餅。

韓国餅韓国餅

前回試してみてなかなかよかったタイプのものに似ているので買ってみた。

ホテルに戻ってパッキングをしながら試食。いずれの餅も今までに味わったことがないぐらい感動的に柔らかい。試食をしたのは10時前で作り立てほやほやだったのだ。今回買った店も良いのだろうが、なによりもできてすぐというところがポイントだったのだろう。柔らかいと美味しさもアップする。今まで、自宅に帰り着いてから夕方や夜に食べていたのが敗因だったということだ。

韓国餅韓国餅

さてさて、今回買ってみた4色の餅だが、驚きの新商品だった。まず食べてみたやわやわの餅の中から出てきたのは赤い餡。なんと苺餡!ハイブなものが苦手な kame もなかなかいけるとの弁。それでは、黄色や黒や緑はなんだろうと考えるてみる。餅だということを考慮に入れると、黄色は栗、黒は胡麻、緑はずんだ、ぐらいが普通だろう。しかし、現実は、黄色がバナナ、黒がプラム、緑がメロンというフルーツシリーズだった。フルーツの組み合わせとしては普通かもしれないけど、餅としてはすごいぞ。でも、どれもなかなか良かった。