ジュネーブ・フランクフルト:9日目

2008 年6月1日

朝、市場で最後の買い物をして、帰国の途について、翌朝には関空到着という予定だった。

雨という悪条件もあったが予定通り、市場でオリーブやチーズなどを買ってパッキングをして、ジュネーブ空港に行きチェックイン。心配していた手荷物も目をつぶってくれる範囲内での重量オーバーだったので、スーツケースから機内持ち込み荷物へと荷物を入れ替える必要もなくすんだ。フランクフルト行きの便もほぼ定刻に出発した。そう、途中まではうまく行っていたのだ。

飛行機が着陸態勢に入って、もうすぐフランクフルトに着くという段になり、lulun はすっと眠りの中に落ちてしまった。次に気がついたときは、遠くで「ケルン空港に到着しました」というアナウンスが流れていた。「長い時間眠っていたような気がするけど、着陸したばっかりだし。。。ケルンって聞こえたけどなんで??」とぼーっとした頭で考えていると、kame が「ここどこだか知っている?」と聞いてくる。思考回路がぐちゃぐちゃの状態で「ケルン」と答えると、「なーんだ、わかってるんじゃん」と返ってくる。

kame の話によると、フランクフルト空港にほとんど着陸しかかったとき、(多分着陸失敗で)急上昇したらしい。再度着陸するべく上空で待機してる間にフランクフルト空港が雷雨のため閉鎖されてしまったのだ。最近ヨーロッパ各地で被害が出るほど大気が不安定でスコールになっていた。予報を見ていてなんとか、逃げ切れるかと思っていたのに、着陸失敗のためにとんでもないことになってしまった。とりあえず、ケルン空港に降りて、機内でフランクフルト空港が開くのを延々待つことに。結局、11時半頃にジュネーブを出たのに、フランクフルトに着いたのは15時半頃で、4時間もかかったよ。

当然、関空行きの乗り継ぎ便は出てしまっているので、代替え便を探してもらうべくチケットカウンターに並ぶ。幸いフランクフルトへの飛行機では前の方の座席だったので、早く列に並ぶことができたけど、しばらくして後ろを見たら人の塊がものすごいことになっていた。

そして、手当てしてくれた代替えフライトが大韓航空の:
フランクフルト発 19:40 - ソウル着 翌日の10:25
ソウル発 19:05 - 関空着 20:55
なんとか明日中には帰り着くことはできそうだけど、フランクフルトでもソウルでもかなり時間をつぶさないといけない。。。

普通チケットカウンターで予約を入れ直すと、一緒に搭乗券を出してくれるものなのに、渡してくれない。クレームしようとしても担当は別の窓口のヘルプに行ってしまって戻ってこない。。。仕方がないから、とりあえず大韓の利用するターミナルまで行って出してもらうことに。すると、開いているカウンターがない。。。汗。。大韓のラウンジで聞いてみたら、ラウンジの人がやってくれるというからオドロキ。

そこで判明したのが、搭乗券を出してくれなかった担当の人は、なんと、一人の予約は上記のとおりで、もう一人の方のソウル発の便を乗り継ぎに間に合わない昼間のフライトを入れていた。。。ドイツ人のくせになんていい加減な仕事をするヤツだ。ラテンみたい。

何はともあれ、今回は Priority Pass 様々でした。

kame が一人のときはいつも問題なくフランクフルトで乗り継いでいるのに、lulun と一緒だとトラブってしまうとぼやいていた。確かに今回 lulun は行きも帰りも乗り継ぎ便に間に合わなかったし、前回一緒に帰国する時もフランクフルトで間に合わなくて上海経由になって、その上海便も遅れて到着してしまい、乗り継ぐことができずにさらに遅い便で戻ってきた。確かに、それ以外にもたくさんある。かなり高い確率だ。でも、lulun のミスじゃないし仕方ないよ(と自分で納得)。そんな数々の旅の苦い思い出を語りつつ、ラウンジでピールを飲みながら、だらだらと出発の時間まですごした。大韓のラウンジは食べ物はぱっとしないし、ビターレモンもないけれど、日本語の雑誌などは豊富にあった。