ハバナでの2軒目の宿は La Casona de obrapia という Reymond と Raydel がやっている民宿。Reymond のほうはちゃんとした英語を話すので助かる。
一件目の宿からさほど離れていない場所にある。
ここも2階から紐を引っ張って鍵を開ける仕組みになっている。途中に鉄格子の扉があり夜中は閉じるようになっている。
客と同じ並びに Reymond の部屋もあるが、一件目よりも商業的な香りがする。その分泊まる方にも気楽さがある。
毎日、簡単な掃除はしてくれていたようである。
一軒目の PaoloとLydia のところと同じで、バスタオルは一人一枚貸してくれるが、お風呂には何も用意されていない。つまり、石けんやシャンプーの類は持参となる。ちゃんと持っていっておいてよかった。
最初の日に、朝食と夕食は別料金で出してくれるという話をしてくれたのが Raymond でなく英語の苦手な方だったのが問題だったのか、食べる場合は事前に食べたい時間を告げておく必要があったようだ。このあたりにお互いのコミュニケーション不足を感じた (kame も lulun も率先して宿の人とお喋りする方じゃないしね)。
3泊した中で一度だけ食べた朝食。もしかしたら、夕食も一度ぐらい食べると面白かったかもしれない。フルーツとパンと卵、ジュースとコーヒーというのがキューバの宿の定番のようだ。
この宿は各部屋にクーラーが付いているので、もう少し暑い時期に来ても大丈夫かもしれない。ただ、泊まった部屋はサロンと接している壁に窓があり、宿の人も客も煙草を吸うので苦痛であった。最初の2泊が一緒だった客がスペイン語を勉強しているらしく、宿の人とさかんにスペイン語でお話をしていた。あのぐらい話せるようになるといいなと羨ましかった。
毎度のことだが、宿帳には lulun と kame を取り違えて記載されていた。スペイン語やイタリア語圏の人にとっては「o」で終わると男の名前に思えてしまうのだ。つまり「子」で終わる日本人女性の名前は実に女らしくない。
予約がいっぱいで泊まることのできなかった民宿 Chez Nous も含めて、普通に人が暮らしているところを垣間見ることができたのは楽しい経験だった。