自転車で Summer Streets に行ってきた。Summer Streets は、8月8、15、22日土曜日の朝7時から昼の1時までの 6時間、Park Avenue および Park Avenue に通じる道を市民に開放してくれるイベント。自転車、スケート、ジョギング、散歩をしている人が多いが、その他のスポーツなど参加の仕方は人様々。
上の写真のセントラルパークの右下に伸びる赤い線がメインのルート。自分の好みや都合で一部だけ楽しむこともできるし、セントラルパークやハーレム、ブルックリンブリッジ、ガバナーズアイランドなどさらに動くこともできる。
いつもは車が我が物顔で走っている道だが、1時までは正しい姿に。いずれは毎週のイベントに拡大してほしいものだ。本当は恒久的にがよいのだけれど。
無料のレンタル自転車には長蛇の列が。給水所も用意されている。犬用の給水所までも。。。
記念撮影スポットもいくつかある。ここはアムステルダムの風景をバックに。自転車にデコレーションをするスポットもあるし、修理スポットもある。いずれも無料。
地元の自転車屋が出店しており、手作り風のほのぼのとしたチャリが並んでいたり、ハーレーちゃりがいたり。lulun のチャリはチャリ屋の人の視線まで集めていたけど、日頃実物にはなかなかお目にかかれないようなのに乗ってきている人がぽろぽろいて、kame はチャリ見物も楽しんでいたようだ。
道路脇ではストレッチや太極拳などを楽しむグループも。
地図を見ればわかるのだけど、今回ホコ天になっている Park Ave は 42nd St から 45th St の部分にちょうどグランドセントラルターミナルと MetLife ビルが立ちはだかっている。北へ向かう車はグランドセントラルターミナルの2階部分へとスロープで上がり建物を両側を挟むように分かれている道路の右側へと誘導される。この部分は車専用道路になっていて、日頃は下から建物の2階部分の周囲を車が走行しているのを眺めるのみだった。
そこの部分の道路が前々から気になって仕方がなかった lulun にとって Summer Streets は自転車なり自分の足で通ることができる貴重なチャンスだったのだ。
Summer Streets:グランドセントラルターミナル前
いつもは横断歩道より先は車のみ。
Summer Streets:グランドセントラルターミナル前
建物とぶつかる寸前で道は直角に曲がって建物をとり巻くクランクに。
Summer Streets:グランドセントラルターミナル横
実はここは二階部分。東隣は Grand Hyatt New York でホテルのタクシー乗降所になっていた。
Summer Streets:グランドセントラルターミナル北&45th St
45th St の所は橋の上を通る。見えているのは反対方向の車が走る道。
Summer Streets:45th St と46th St 間
45th St と46th St の間は Helmsley ビルの中を通過しながら、建物の2階に相当する高さから地上階へとスロープで降りていく。スケート初心者には傾斜がきつするためポリスのバイクが助けに来てくれた模様。バイクにしがみつきながら平坦なところまで連れて行ってもらい、最後はポリスと記念撮影をしていた。
もうすぐ始まる US Open Tennis ののぼりが。アッパーイーストに上がってくると街の空気が高級に。
無料のコーヒーに群がる人々。
Summer Streets は 72nd St までだが、ちゃんとセントラルパークへと誘導してくれる。
随所にスポンサーが協力しているし、大勢のボランティアが参加しているのがアメリカの素晴らしいところ。子供もちゃんとボランティアしている。多くの横の道路は封鎖しているが、いくつかは使われているので信号で停止しなければならない交差点がところどころあるのだが、停止の指示を出してくれる仕事はポリスよりも、ボランティアの人の方がよっぽどちゃんとやっていた。
Summer Streets ほど大掛かりではないが、6月から9月までの週末には各地で通りを封鎖した様々なイベントが行われる。これも NY の夏の一こま。