1月19日(火):12,679歩
タマーレスでメキシコらしい朝食をとり、毎週火曜日に市が立つ Condesa をめざすことに。
ホテルから地下鉄の Salto del Agua 駅に向かって歩いていると目の前に鶏屋が飛び込んでくる。見回すと鶏屋がずらっと並んでいる。朝なのでどれも新鮮そうな鶏たち。メキシコに住んだら時々買いにきたい。でも、夏の暑い時期はどんな具合に売られているのだろうか、ちょっと心配。
鶏屋街からさらに進むと、市場が目に飛び込んできた。Mercado San Juan。ホテルのすぐそばにあるのも Mercado San Juan だと思ったのだが、どういうことなのだろう?市場を見て素通りする訳にはいかないので中に入る。
八百屋や肉屋などは近くに住んでいたら便利だろうなという普段使いに最適な感じ。食事をする屋台街エリアも充実しているし、これはなかなかよい発見だ。
市場の中にハイチ向けの支援物資のコーナがあった。多分、たくさん集まると車でカテドラルまで運ぶのだろう。
地下鉄に乗って、巨大な Chapultepec 公園の東側にある Condesa をめざす。
ここの市場はすばらしい。並んでいる野菜たちの新鮮さといい、併設の屋台街といいレベルが高い。メキシコに来る時は必ずメキシコシティーに火曜日を当ててやってこようと思ったぐらい。
Condesa の市場で軽く食事をとり、Chapultepec 公園内にある Museo de Antropologia(国立人類博物館)に向かう。しかし、この公園は中に、目指している博物館だけでなく、美術館、動物園、植物園、城などもあるという 40平方キロ近いなかなか歩きでのあるところだった。
公園の中に空きペットボトルでできたペットボトル回収箱が。分かりやすい。
公園も広かったけれど、Museo de antropologia もまた広い。まず広い中庭があってその周りにコの字型に展示室が並んでいる。とてもすべてをゆっくり見ている時間がないので、興味のある展示の部屋を中心に回って、関心の薄い物はざっと流すか、パスすることに。
なんと、屋外にも移設したものなどが展示してあり、見応え十分。マヤはやはりおもしろい。テオティワカンよりも時代が後なのでよく残っている。500万もの人口を抱えていたのだからすごいな。
博物館の入り口で荷物を預けるところで、フリースも渡してしまったのが失敗。館内は日陰のために寒い。陽のあたる中庭でひなたぼっこをして暖をとるとほっとする。ペットボトルは持ち込み禁止になっていた。
バスで Belles Artes まで戻る。最初バス代が地下鉄よりも高かったので、なんでだろうと不審に思っていた。どうやら乗ったバスは少しよいバスだったようで、乗り込んでくるのもスーツを着た人などで、庶民とは違う。どうやら高級バスと一般バスが走っているようだ。
Casa de los Azulejos(タイルの館)の前は何度も通って外側からはじっくり眺めていたが、まだ中には入っていなかった。現在はレストランやデパートのチェーン Sanborns が入っている。お洒落な外観と打って変わって、雑貨などがまるで田舎の個人商店のような感じで庶民的に雑多に並べられている。さらに進むと、レストランのエリアに。なかなか賑わっている。お味の方は今ひとつという噂だったけど、良い雰囲気なのでお茶しにきても良いかも。
Casa de los Azulejos(タイルの館)の内部
Casa de los Azulejos(タイルの館)の内部
お昼は屋台で早めに軽く食べていただけだったので、第二昼食を食べに向かう。宿泊しているホテルの近くにモレの美味しい店があるという情報をもとに Cocina El Buen Tono に行ったが、モレはないし、美味しくないしで散々。一食、無駄食いをしてしまった。どうも、夕食をしっかり食べないメキシコのパターンでは外での食事が難しい。
さすがに歩き疲れたので一旦ホテルに戻る。途中、もう少しまともそうなレストランを見つけて、がっかり。食べていなければ、見つけられないし、世の中ってそんなもんさ。
ホテルで軽く昼寝とばかり、ベットに入って休んでいるとなんだから寒気を感じてきた lulun。手足が冷たくて辛い。喉も少し痛くて、悪性の風邪かなとぼんやり考えているうちに、嘔吐と軽い下痢まで。えっ?食あたり?とも思ったが、lulun と全く同じ物を口にしている kame はまったく平気。基本的には lulun のほうが腸は強い方なのに。疲れて身体が弱っているところに、風邪の菌が腸に入った?
何も食べられる状態ではなかったので、kame だけ外に食料の調達に行った。寒がる lulun のためにペットボトルにお湯を入れてくれて湯たんぽ代わりにしたものを作って置いていってくれたが、しばらくすると、高熱を出す時の尋常ではない寒気に教われる。戻ってきた kame に毛布を追加でもらってきてもらい、更にありとあらゆる物を上からかけるが寒い。結局、高熱のために夜中じゅうカラダの節々が痛い上に、時々襲ってくる吐き気のためにほとんど寝られず。菌と戦っている状態なので解熱剤を飲まずに頑張っていたが、痛みに耐えきれず解熱剤を飲んでしまった。
一方、kame はパンなどを買ってきてホテルの部屋で食べたようだった。貴重な一食を駄目にした上に、予定していたチュロス屋にも行けなかった。申し訳ない。