評価:3/5点
さんざん歩いて疲れたので夕食は手軽に済ませられるところで、と選んだのがこのSmugglers Brewpub。自家製ビールの種類が豊富で、ビールに関してはYelpでも評価が高い。ただし食事の評価は低い。
鋭い西陽を背に歩くこと宿から徒歩1分。建物自体は倉庫みたいな素朴な山小屋という感じで、インテリアもそれっぽい。
店の奥にテラスがあり、そこの席は古いスキーリフトの椅子をリサイクルして使っている。
ビールの種類は多く、12種類もある。幸いお試しセットが4、6、8種とあるので好みに合いそうな6種類を試してみることにした。
一度に6種類も出てきたらどれがどれだかわからなくなるから、どれを頼んだかメモっておこう、とせっせと書き留めていたら、おばちゃんがちゃんとテイスティング用シートの上にビールを並べてくれた。なるほど、この手があったか。
Two Planker Porter, Smugglers Strong Scottish Ale, 10:13 Oatmeal Stout
見事に黒系と白系に割れた。どうせなら茶系も混ぜるべきだったかな。でもメニューを見ておいしそうなのを選んだらこうなってしまったのだ。
二人の一致した見解は黒系の中央にあるSmugglers Strong Scottish Aleが一番だということ。黒系では次がTwo Planker Porterでわりとおとなしめだがこれもなかなかよろしい。10:13 Oatmeal Stoutはスモーキーだがそれ以外の風味はいまひとつ。でもくどすぎず悪くはない。
Rocky Mountain Rye, Knuckledragger Extra Pale Ale, Wildcat Wheat
白系は票が割れて、kameはライ麦の香りが特徴的なRocky Mountain Ryeを、lulunはわりと普通のヴァイツェンのWildcat Wheatを一位指名。Knuckledragger Extra Pale Aleは特徴がない。
食べ物はサラダ、ポテトと手羽先という完全にビールに合わせたメニュー。このポテトがバスケットいっぱいにどんと出てきて一瞬唖然とするのだが、このポテトがうまい。アメリカのジャガイモはうまいのが普通だが、このポテトは期待以上だ。ただ揚げているのではなく、揚げる前に軽く味をつけてあるようだ。あとはYelpでの評価に誰もが書いているように、まあ味わって食べるものではない。
お試しセットだけではビールが足りないので、一番気に入ったSmugglers Strong Scottish Aleのパイントを追加。やっぱりうまい。あ、高地は酔いやすいから気をつけるんじゃなかったっけ。
Smuggler's Brewpub 持ち帰り用ボトル(ハーフガロン)のScottish Ale
帰る時に大きな瓶にビールを入れて持って帰る人たちがいたので、ほう、そんな手があるか、と思い、後日同じように買ってみた。メニューにもGrowler-To-Goと書いてあるが、ハーフガロン、つまり4パイント分が入っている。さすがに二日目以降はガスが抜けて泡立ちが悪いが、このタイプのビールならそれもわりとOK。それでも3日以内に飲み切るべきだな。
繰り返すがこの店はあくまでもビールだけのために行くべきだ。店でまずい料理一緒にと飲むよりも持って帰って好きな食べ物を合わせるのが正しい。この瓶もなかなかいいではないか。重いけどスーツケースに入れてNYまで運んだ。今度行ったらまた満タンにして持ち帰りしよう。