EyeTVでワールドカップ

我が家ではワールドカップやユーロがあるとTVまわりの設備投資が行われるが、南アフリカ大会はMac miniにEyeTV Hybrid、それに日本から運んだ37インチの液晶TVをDVI-HDMIケーブルでつないで観ることにした。ケーブルTVを契約するのはバカバカしいし、ESPNのストリーミングは画像が汚いので、これが妥当な線だろうと考えたのだ。EyeTV、アンテナ、ケーブル合わせて総投資額は120ドルほど。

アメリカの地デジでもABCが10試合は放送する予定だということは知っていた。ということはアメリカの試合とメキシコの試合、プラス準決勝以降かな、と読んでいたのだが、フタを開けてみるとそうでもない。

大会2週間ほど前になってセットアップ、そしてテストへ。室内アンテナだがブースター付きなのが幸いしてか、31ものチャンネルが入る。韓国語の音声だけのチャンネルなんかもあるのがNYらしい。EPGは日本以上にいい加減で(特にラティーノチャンネル)、一応情報提供で食べているkameとしては腹立たしいが仕方がない。番組表を見てみると、実はスペイン語のチャンネルで全試合放映があるということがわかった。そりゃそうだろ。しかもプレマッチの放映もけっこうある。嬉しい誤算だ。テスト用にもちょうどいい。

実際にテスト録画してみると、画質を一番低い設定にしておかないとフレームレートが落ちるようだ。Core Duo 1.67MHzだからこれも仕方がない。それにバックグラウンドプロセス、特にTime Machineバックアップの影響を受けるので可能な限りのプロセスをオフにする。kameのメインMacであるローエンドMacBookの方が少しだけパフォーマンスが良いが、環境を切り替え忘れる危険があるし、朝起きた時にほぼ毎日録画中になって触れないのは困る。

大会が始まり、いきなり予約していた試合が録れていないというトラブルが発生。何日かして問題は映ることになっているのに実際には放送が入らない局があることだということが解り、以後その局での放映は無視することにした。その後は特に問題なし。心配したフレームレートも画質も全く気にならない。特にHDでの放映は普通のTVと遜色ない。HDに慣れてしまうとSD放送の画像が汚くて非常に不満を感じる。贅沢なものだ。

eyetv.jpg これが映らない41チャンネル

大会中にEyeTVソフトウェアのアップデートがあって、なんとブブゼラフィルターが搭載された。使ってみると本当にブブゼラの音がかなり低くなる。もともとそんなに気になっていたわけではないのでわりとどうでも良かったのだが、一度オンにするとオフにする気はなくなる。日本のプロ野球の方がうるさいとも思うけど。

こうしてほぼ一年半ぶりにTVでサッカーを見る生活が戻ってきた。番組表を見るともう(というかいつがシーズンなのか知らないが)MLSやメキシコリーグはさかんに放送されている。もうすぐヨーロッパも開幕するし、レッドブルズにアンリとマルケスもやってきたし、これから少し忙しくなりそうだ。