評価：1/5点
モントリオールにはYelpで圧倒的な支持を得ているポルトガルチキン屋がある。なんたって平均評価が5点、しかも「ポルトガルより西では最高」と言う人もいる。
Rotisserie Romados
なにを隠そうlulunもkameもポルトガルチキンは大好きだ。いや、正確に言うとリスボンのメインストリートからちょっと外れたあそこの店（としか形容できないのが悲しい）のあのチキンライスが大好きなのだ。時折火の手が上がる炭火ロースターで焼かれるずらりと並んだ鶏も壮観だ。また行きたいなあ。
カウンターの向こうにずらりと並んだ鶏たち
そんな思い出に浸りながら訪れたRotisserie Romadosは、明らかにポルトガル系（ブラジルか？）住民が多そうなエリアにあった。これはまず良い印だ。店内はほぼテイクアウト専用で、一応小さなテーブルが3つとちょっとだけカウンターがある。奥のカウンターで鶏を注文し、店内にテイクアウトして食べているという雰囲気だ。
lulunとkameの前に注文していた家族は何やら大量に買い込んでいる。袋にフライドポテトを詰めている様子を眺めていると、そりゃないだろ、と笑っちゃうほどすさまじい量だ。
ようやく順番が回ってきたのでチキンを半分とフライドポテト、ライス、サラダのセットを注文。残念ながらこの店ではビールを売っていなのでコーラで我慢。
レジのところにはパンやお菓子などポルトガルの食べ物らしきものがたくさん。さっきの家族はここでも色々買い込んでいる。店内の席が空いていないので、すぐそこの公園で食べることにする。
1/2チキンセット
容器のフタを開けるとこれ。チキンはどこだ？
フライドポテトを除去したところ
ポテトの山をかき分けるとようやく鶏の姿が見える。でも期待に燃えていたご飯は？あれー、ちゃんと壁のメニューにもチキンとポテトとライスとサラダって書いてあったし、lulunもちゃんとそう言って注文していたのに。そういえばお店でご飯を食べている客は見かけなかったし、厨房にも形跡は見えなかった。もうやってないのかな。
その大量にあるポテトはけっこううまい。次の客からは新しいバッチになったので、lulunとkameの分はやや古いものだが、それでも充分うまい。チキンのスパイスがいい具合に混ざっているのも勝因か。
本命の鶏はスパイシーを指定したら、ピリっとするタレをつけたものになったようだ。ビネガー主体でちょっと酸味がある。鶏そのものの味がカムフラージュされてしまうので、これは蛇足だったな。その鶏本体の味だが、うーん、全然どうってことない。家の近くのPio Pio Rikoの方がずっとうまいぞ。