評価：3/5点
近所にポーランド料理のビュッフェ専門店が突如現れた。こんなところにこんなみせあったっけ、と記憶とたどってみると、確かに薄暗いレストランがあったかもしれない。「ポーリッシュ&アメリカン」料理を標榜しているのであまり気にかけなかったのだ。
Zlota Rybaka Restaurant
Zlota Rybka Restaurant
オーナーが変わったのか、それとも方針転換したのか、それが明るいビュッフェ専門店に変わったようだ。そのうち食べに行こう、と思っていたらその日は思いの外早く訪れた。kameが休みの平日の昼に二人で出かけることにしたのだが、lulunは午後用事があるので前日に営業を時間を確認しに行くと、昼は11時ぐらいから開いているらしい。ドアに書いてある営業時間は1時からとなっていて閉店時刻が書いてないのでややこしい。
翌日の12時前に行ってみると、今度はちゃんと営業時間が11時から9時と書かれている。昨日訊かれたから書いたのか、それとも単にまだ手がまわっていなかったのか。のんびりしたもんだ。
Zlota Rybaka Restaurant
Zlota Rybaka Restaurant
店には誰もない、と思いきや、奥から昨日のねえちゃんが現れた。奥の方にビュッフェの島が三つある。内容は意外と充実していて、肉団子、ロールキャベツ、ソーセージ、ピエロギ、ザワークラウトなどの定番はもちろんあるし、キャベツのサラダだけで3種類もある。ざっと見て欠けているのはポテトパンケーキぐらいか。スープも2種類あってこれは日替わりらしい。今日はヌードルと内臓ものなのでパス。
食べてみるとこれがけっこういける。たかがビュッフェなのであまり期待していなかったのだが、特にひき肉料理のレベルが高い。ピエロギやザワークラウトもうまい。これはなかなか嬉しい誤算だ。なぜかハーブでロースとしたチキンが混ざっているのだが、これだけはどう見てもポーランド料理ではない。これだけでアメリカンを名乗るのもちょっと変だし、どうも不可解だ。
食べていると途中にいかにも肉体労働者のポーランド人のおっさんが入ってきてテイクアウトしている。なるほど、量り売りで持ち帰りもできるのか。これは一人で料理するのが面倒な時に使えるぞ。スーパーでピエロギ買うと同じ種類ばかりになるし。
デザートも少しあるので食べてみたが、こちらはダメ。インスタントか安物の既製品という感じだ。これならPeter Pan Bakeryのドーナツや、すぐそこのパン屋でデニッシュでも買ったほうがよっぽど良い。
平日の昼は食べ放題で一人9ドル、夜や週末は割増になるがそれでもこのクオリティなら悪くない。種類を多く少しずつ食べられるので、ポーランド料理初心者のお客様を案内するにはぴったり。今後時々お世話になりそうだ。
（追記: 以前はDamisという名の店だった。言われてみればそうだったかもしれない。）