Midtown West: Arirang(その3)

評価:3/5点3 stars

Arirangには最近行ったばかりだが、ニュージャージーでのカヤックの帰りにお腹が空いたのでPenn Station近くで食べられるところ、という条件ですぐに思いついたのがここだった。lulunは前回行って気になっていた参鶏湯が食べたいという。

日, 2011-07-17 16:19 - Arirang OBビールとおつまみArirang OBビールとおつまみ
OBビールとおつまみ

運動したあとなので辛いものでも食べながらビールを飲みたいところだが、ここのメニューは炭水化物ばかりでチムとかポックムといった料理がメニューにない。気落ちしたkameはじゃあカルジェビでいいや、ということになり、二人とも鶏スープものになってしまった。それでもlulunはビールを、というのでOBビールを一本。

そういえば韓国では土用の丑の日の鰻の役割を参鶏湯が担っているのだった。店内の張り紙によるとその参鶏湯の日は3回あるので、丑の日とは違うカレンダーに基づいているようだ。

例によってキムチとカットゥギが出てきたがビールがなかなか来ない。結局料理にわずかに遅れて出てきた。韓国ではこんなことしないけど、これもNYで発達した奇妙な風習なのだろうか?ビールにはもろきゅうのような感じでニンニクと唐辛子に味噌を添えたおつまみが付属する。いかにもコリアン。

日, 2011-07-17 16:19 - Arirangの鶏カルジェビArirangの鶏カルジェビ
鶏カルジェビ

カルジェビはちょっと薄いがわりとまともな鶏スープにカルグクスとスジェビが入っている。スジェビはモチモチとして歯ごたえもあり、食べやすいこともあってカルグクスよりいいぞ。今度はスジェビにしよう。スープ自体は前回の煮干し出汁よりこっちの方がいいかな。

日, 2011-07-17 16:19 - Arirangの参鶏湯Arirangの参鶏湯
参鶏湯

参鶏湯は驚いたことに黒ごまがたっぷり載っている。さらにスープがどろっとして今まで見たことのないタイプだ。味は付いていないので自分で塩を入れるというのはコングクスと同じ。どろっとしている理由はどうやら鶏の胴の中に入っているはずの餅米が外に出ているためのようだ。が、その餅米の量は到底鶏の胴に入り切るものではないから、さらに餅米を追加して煮ているようだ。これもアメリカ的ニーズに答えるためか?

参鶏湯の味自体は悪くない。具も朝鮮人参以下ナツメ、栗、ニンニクなどがたっぷり入っていてかなり良心的だ。干し梅のようなものも入っている。お値段はそれなりに張るが参鶏湯であることを考えたらけっこうお得感がある。涼しくなったら鍋でも食べに来よう。

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