今度こそChao Thaiに行こうと思ったのにまたしても満席。仕方ないのですぐ近くにある刀削麺が食べられる店に行ってみることにした。店名なぞ気にしたこともなかったが老口味鍋貼手拉麺店というらしい。
Lao Kou Wei Dumpling House
老口味鍋貼手拉麺店(Lao Kau Wei Dumpling House)
よくあるファーストフード的な食堂で、メニューの主力は麺と餃子。麺は手拉麺と刀削麺の二種類、それに具のバリエーションの組み合わせということらしいが、注文する時には麺を指定しないとデフォルトで手拉麺になるこを知らず、刀削麺を食べそこねてしまった。また来なきゃ、とlulunは早くも雪辱を誓っている。注文したのは豚骨(トンコツではなくブタホネ)拉麺に焼き餃子8個、それに葱油餅。
Lao Kou Wei Dumpling House
豚骨拉麺
カウンターの向こうで鮮やかな手つきで麺を伸ばす。それを切らずにそのまま鍋に放り込んで茹でるので、「はあ?」だったのだが、出てきた麺を見たらその通りだということが判った。とてつもなく長い麺が束になって入っているので、箸で引っ張ってもなかなか出てこない。日本式にずるずると食べるのはダイソン並みの吸引力でもなければ不可能。箸でつかんでぐいっと少し引き上げ、そこに口を持って行って噛み切るという食べ方をしなければならない。
麺はシコシコでなかなかうまい。スープは平凡で化調はぎりぎり許容範囲内。具にはでかい骨が3個載ってきて、申し訳程度に肉が付いている。この肉は柔らかいがあまり味がなく、あまりにも骨がでかいのでlulunは「犬じゃあるまいし」と憎まれ口を叩きながらしゃぶっている。刻んだザーサイがなかなか良いアクセントになっている。
鍋貼は大ぶりで日本で言えば王将サイズ。その分割高ではあるが、皮が厚くてモチモチしており、焼けた部分のパリパリ感も良い。具は普通にうまい程度だが、わりと好みのタイプの餃子だ。
葱油餅は意表をついて薄くてパリパリ。これはスナックという感じのものだ。悪いとは言わないがわざわざ食べるほどでもない。
刀削麺を食べられなかったのは残念だがここの麺は良い。一度刀削麺を食べに来なければ。