日本滞在中はかれーつくろうずに参加させていただいたり、何回かインド料理屋に行ったりもしたが、実家にはカレー粉ぐらいしかないので、スパイス料理をするのはお預けだった。NYに戻ってきてすぐに一度、食材も時間もない中ちゃちゃっとできるスパイス料理でお茶を濁した。そして、ようやくインド食材屋に買い出しに行ってきて日常の一部を再開。
印度料理の食卓
インド料理
そんな日々のある日の食卓。
ウンディーユ (Undhiyu)
ウンディーユ (Undhiyu)
今年になってから kame が「なんちゃってウンディーユ」を何度か作ってくれて、野菜の旨味がしっかり味わうことができて気に入っていた。何を作ろうかという話の成り行きからちゃんとしたウンディーユを作ることに。ちゃんとしたというのは、メティ団子(Muthia)入だという点かな。
ウンディーユ (Undhiyu)
ウンディーユ (Undhiyu)調理中
コリアンダーを中心としたペーストと混ぜられている野菜の奥にあるのが揚げ焼きしたメティ団子。
メティ団子
メティ団子
このメティ団子、正直、作るの大変だった。本来はベサン(ひよこ豆の粉)を使うのだが、現在我が家にある豆の粉はウラッドダルの粉とグリーンピーの粉だけだったので、ウラッドの方で代用。
ウンディーユ (Undhiyu)
ウンディーユ (Undhiyu)調理中
野菜を水とともにしばらく煮込んでだいぶ柔らかくなったところで、紫山芋とメティ団子を投入してさらに加熱。紫山芋を使ったのは今回始めて。普段山芋や里芋を使っても平気な lulun の手がかゆくなってしまったほど、紫山芋は強力だった。残りをサラダにしようと思っていたが、火を通した方が安全だろうか、レモンで和えれば大丈夫だろうかと思案中。
使った食材(一部)
食材の一部
今回ウンディーユに使った食材の一部。ココナツ、青バナナ、紫山芋、メティ(フェヌグリーク)。その他に入れた野菜は、ナス、ズッキーニ、ジャガイモ、里芋、インゲン、コリアンダーの葉などなど。
鶏のティッカ
鶏のティッカ
急に思いついて朝から仕込んだ鶏のティッカ。タンドリーチキンはわりと好きだけど、先日ここまで美味くなるのかと開眼させてくれるタンドリーチキンに出会ったことに触発されて、いままでと配合を変えて作ってみた。方向性は間違っていないようなので、このままどんどん改善していこう。魚グリルのおかげで良い感じに焼くことができた。焼く寸前のヨーグルトの臭いが鼻についたけれど、焼いてみればまったく気にならなかったのに驚いた。
キャペツのポルヤリ
キャベツのポリヤル
キャベツのポリヤルはかれーつくろうずで頂いて美味しかったのでレシピを教わって始めて作ってみたもの。ただし、食べてから時間が経ちすぎてどんなのだったかうまく思い出せない(あの日に食べた料理の種類が異常だったし)。どうやら蒸しに煮にしてしっかり火を通した方が良かったみたいだ。オリジナルのをまた食べたい。
アマランスのサーグ
アマランスのサーグ
サーグはアマランスで。真ん中に紫色が入ったアマランスの葉は、インド食材屋だけでなく中華食材屋でも置いてあり、サーグにも何度か利用している。ブロッコリーニをサーグと称して売るぐらいなので、ブロッコリー系の香りが少しするこの葉を使うのは適しているかも。我が家のサーグの決め手であるメティ(フェヌグリークの葉)がたっぷりと、マッシュルームも入っている。
アマランスとメティ
アマランスとメティ
メティ(フェヌグリークの葉)とアマランスの葉
網焼きナーン
網焼きナーン
この日はチャパティを焼いたけど、その数日前に念願の網焼きナーンを焼いたので、おまけ書き込み。友人から作り方を教わったのは春だったのに、網が手に入らなかったため半年以上経ってようやく実現できた。粉のほとんどがハーフホワイトブレッド粉だった為と捏ねが足りなかった為に生地の伸びが悪くて、お決まりのナーンの形にすることはできなかったけど、良い感じには焼き上がった。今まで焼いたどのタイプのナーンよりもこの網焼きナーンはうまい。感謝感謝。
インド料理からゆるやかにスリランカ料理に移行しながらも、カレーリーフなどの新鮮な食材が片付くまでスパイス料理の日々はつづく。泡盛が飲みたくなってきているので、そろそろ切り上げなくてはと思いつつ。