評価：4/5点

3度目のPho Sydney。今までの経験から美味しいのはわかっているので、Atlantic Cityに行くと結局ここでしか食べない。今回も夜・昼と2度足を運んだ。

Pho Sydney
Pho Sydney

いつもながら過去ログを見て復習するということを怠ったので、まずはCom Dac Biet（焼肉、目玉焼き、豚松風、細切り肉のせご飯）とBanh Hoi Chao Tom（ブンのエビ竹輪のせ）と王道を行った。味は以前食べた時と同様に大満足。エビ竹輪の下にあるブンは麺を四角くまとめて焼いているのか、と思ったが、単にエビ竹輪の油分が降りてきているだけのようだ。

Pho Sydney
Com Dac Biet（焼肉、目玉焼き、豚松風、細切り肉のせご飯）
Pho Sydney
Banh Hoi Chao Tom（ブンのエビ竹輪のせ）

翌日お昼に行ったら家族連れがいっぱいで大繁盛。幸いすぐに座れたが、直後にはホールの人手が足りなくてテーブルの片付けが間に合わず待つ客もいるほどだ。でもこの程度の混雑なら店がなくなる心配はないので歓迎すべきだろう。

Pho Sydney
生春巻

頼んだのは生春巻、Com Ga Nuong（鶏のグリルご飯）とBun Rieu（肉団子とトマト入りのカニ味噌汁ビーフン）。ここは焼き物がおいしいのは間違いないので、前夜に引き続き焼肉で行った。やっぱりうまい。生春巻もエビとハム、ハーブがしっかり入ってピーナツ入りのタレとともにきちんとしている。

Pho Sydney
Com Ga Nuong（鶏のグリルご飯）

Bun Rieuは今回初めて食べたが、メニューを見た段階ではどんなものなのか今ひとつイメージがわかない。だってフォーにカニ味噌とトマトが組み合わせてあるのだ。メニューの「特別越南風味」のページの2番目に出ているのだから一度は食べてみたい。ちなみにトップはフエ風ブン。

Pho Sydney
Bun Rieu（肉団子とトマト入りのカニ味噌汁ビーフン）

見た目は真っ赤で辛そうなのだが実は全然辛くない。ちょっと甘味のあるスープにブンと肉団子、トマト、ハム、厚揚げ、血の煮凝りが入っている。スープが魚の出汁を使っているのはわかるが、はてこれのどこがカニ味噌なのか？と思って食べていたら気がついた。野菜セットの皿に載っている小さな容器の茶色い汁がカニ味噌の塩辛なのだ。こいつを投入するとカニの風味と塩気が加わり、スープの甘みとライムとトマトの酸味、ハーブの香りと渾然一体となる。ううむ、さすがベトナム、と思わず唸る。この風味を組み合わせるセンスはさすがだ。

ブンそのものは普通だが、柔らかい肉団子の味もいいし、驚くべきは血の煮凝りがさっぱりして全く臭みを感じられないことだ。lulunもkameも血を使った食べ物は苦手だが、これは全く違和感ない。

たまにはコーヒーやシントーも飲んでやりたいのだが今回も満腹で断念。次回のAtlantic Cityもここで決まりだな。

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