評価：2/5点
月曜日なので夜のイベントはなし。ゆっくり夕食が食べられるのでリストアップしていた店を一回りした。第一候補のLe Cochon Dingueは行列がひどい。Bistro Sous le Fortはメニューがパットしない。Bistro du Capはガラガラ。最後に残ったSan Maloは適度に賑わっている。
Café Le San Malo
Café Le San Malo
外の席もあったがちょっと狭いので、やや暑いが中のテーブルを確保。小さな店だが夏場は席数をけっこう欲張っているのかサービスがやや遅い。主菜に追加料金で前菜+デザート+飲み物が付けられるのでkameはSoupe de poissonsとリ・ド・ヴォーを注文、lulunはカスレ。店名がサン・マロなのに南西部の料理を出すとはいかに、と突っ込みたいところだが、ケベックでは鴨のコンフィ同様に定番のフランス料理とされているようだ。
まず出てきたスープはどろりとした半固体を想像していたのにさらりと澄んでいる。飲んでみると確かに魚の味がするけどちょっと魚の出汁が薄い。まあいいけどこれはちょっとsoupe de poissonとは言わないのでは。
Café Le San Malo
Soupe de poisson
メインディッシュのリ・ド・ヴォーはマッシュルームと炒めてクリームのソースで和えてある。けっこううまい。意外なのが付け合せのパスタで、時間が経ってもけっこうしっかりしていてなかなか良い。生麺を使っているがどう茹でたらこうなるのだろうか。
Café Le San Malo
Ris de veau
カスレは見た目が白っぽいのがまず意外。もっと茶色いものを予想していたのだが。味も色に比例してわりとあっさりしているが、鴨のコンフィが大量に入っていてボリュームがある。豆とトマト以外の具はソーセージだが、このソーセージが外れだとlulunには不評。てかベーコンが入ってないのいうのはどういうことか。
Café Le San Malo
Cassoulet
キッチンの方で時折見え隠れしていたデザートはけっこう美味そうだったが、ラズベリーものが多いのでチーズケーキを選択。フランス風のふんわりと柔らかいタイプだが出来はけっこう良い。
Café Le San Malo
チーズケーキ
意気込んでちゃんとしたフランス料理を食べに来たつもりだったが、残念ながらキラリと光るものが感じられない。Yelpの評価が高いのはレビューを書いている人が英語圏の人ばかりだということに関係があるかもしれない。ほかの店もメニュー的には似ているのでこんなもんなのだろうか。
Val-DavidのLes Zèbresの例にもあったように、ケベックに行くならTripAdvisorでフランス語のレビューを探すのが多分正しい。以後気をつけよう。