2012年夏休み:NYC へ(8日目)

2012年8月4日(土)旅行最終日

まるで今日から秋が始まったかのような快適な、高原の夏のような朝。こんな日は自転車で走りに行くと気持ちがいいだろう。しかし、NYに帰らねば。

土, 2012-08-04 07:03 - Fairmout BagelFairmout Bagel
Fairmount Bagel

昨日買ったベーグルとコーヒー、イチゴで朝食。20年前に始めてモントリオールに来たときに泊まった B&Bで、「これはモントリオールのベーグルで、NYベーグルとは違って…. 」と説明を受けたのを思い出す。当時はニューヨークのベーグルがどんなものか分かっていなかったので、説明を聞いても全然ピンとこなかった。しかし、今食べるとよくわかる。これはこれでまた違ったフランス的な繊細な美味しさだ。

パッキングして、ゴミをまとめて、昨日買っておいた電車の中で食べる食事もちゃんと持って8時過ぎには出発。Mont-Royal の駅に巨大な椅子を発見。何度も通ったのに lulun にはずっと見えていなかった。

土, 2012-08-04 08:39 - モントリオール駅モントリオール駅
モントリオール駅

駅に早く着きすぎたと思ったが、やはりNY行きのところには長い列。駅は wifi が使えるので時間つぶしができる。NY を出るときと違って、モントリオールを出るときは荷物のタグも渡されないし、パスポートのチェックもないし、国境を越えるから必要な書類を持っているかとのアナウンスも一切なし。非常に緩い。これは、アメリカの入国が緩くて、カナダの入国が厳しいということなのだろうか?

電車は今日も定刻ちょうどに美しく出発。車内の wifi はカナダでは利用不可、アメリカでもアンテナのない畑や山の中は通信できないそうだ。つまり、自分の持っている SIM で通信できないときは wifi も使えないということだ。

乗り鉄の kame は行きと同じく熱心に窓の外の景色を見続けている。

今日は入国審査の停車が長めで、結局5-6人ほどパスできずに降ろされたみたいだ。彼らはこのあとどうするのだろうか?小屋で待機して、6時間後のモントリオール行きの電車で送還されるのだろうか?電車を見送る彼らの複雑な表情を見るとちょっとキュンとなる。

土, 2012-08-04 07:20 - 昼食用に買ったブリオッシュ(お酒のきいたレーズン、シナモン、ヘーゼルナッツ入)Marché Jean-Talon
土, 2012-08-04 12:38 - キッシュ・ロレーヌ
Marché Jean-Talon

帰りの電車での食事は、昨日マルシェで仕入れたパン(お酒とシナモンがきいている)とローヌ風キッシュ。こんなに美味しいものが普通に売っているモントリオールは偉大だ。米国は普通にあるのはまずいもので、NYだと探せば美味しいものに出会えるという感じなのに。デザートは VUAのベトナム風バナナケーキ。

土, 2012-08-04 15:14 - 車窓(モントリオール〜NY車窓(モントリオール〜NY
車窓

週末なので Lake Champlain では海水浴の人やヨットが繰り出し、行く夏を惜しんでいるかのようだ。

土, 2012-08-04 15:25 - 車窓(モントリオール〜NY車窓(モントリオール〜NY
車窓

川幅が狭くなったところを延々走る部分は湿地に時折ビーバーの巣があったり、運河には船を通すための水門があるところも。

土, 2012-08-04 15:28 - 車窓(モントリオール〜NY車窓(モントリオール〜NY
車窓

恒例の Albany での機関車交換。初心者がやったのか、震度3ぐらいの衝撃が。

11時間の長旅を終えて夜9時前にニューヨークのペンステーション到着。楽しかったね、お疲れさまと言いたかったところだが、自宅ではアクシデントが待ち構えていた。アパートの建物に入り、自分たちの部屋が近づいくと変な音がする。なんだろう?と思いながら部屋のドアを開けると音量が大きくなった。発信源は私たちの部屋の警報機。留守の間に一酸化炭素が充満するとは思えないが、とりあえず窓を開けていく。以前、警報機のトラブルにあったときの記憶を辿り、天井に設置されている警報機のボタンを棒で押してみても止まらない。大家に電話して事情を説明したら電池切れだと言うので、廊下に転がっている作業用の脚立を借りてきて電池を替えてみたがどうもダメだ。警報機が鳴るので隣家の犬が騒ぐし、隣人も様子を見にきてくれたり。結局、取り外してほったらかしにしてある。警報機のメンテって果たして住人の役目なのだろうか?予想もしていなかった一騒動が今回の旅の最終章。警報機が電池切れを訴えだしたのが、今日の夕方だったらしい。いない間に、鳴り続けてて近所に迷惑をかけることにならなくてよかった。しかし、汗だくになってしまった。