評価:4/5点
ベーグルと言えばニューヨーク。実際住み始めてから我が家の朝の食卓はベーグルが中心(NY に来てからはベーグルは買うばかりで作らなくなった)。しかし、モントリオールのベーグルも有名なのだ。有名店の一つ 1919年開業した24時間営業のベーグル屋 Fairmount Bagel に行ってみた。そのほかでは St-Viateur Bagel や St-Viateur Bagel Shop が有名(名前がほとんど同じだけどどういうことなのだろう?)。24時間焼きたてのベーグルがあるとは、なんと素晴らしい。
Fairmout Bagel
Fairmount Bagel
20年前に始めてモントリオールに来たときに泊まった B&Bで「これはモントリオールのベーグルで、NYベーグルとは違って…. 」と説明を受けた時はニューヨークのベーグルがどんなものか分かっていなかったので、説明を聞いても全然ピンとこなかった。
Fairmout Bagel
Fairmount Bagel
しかし NY のベーグルを食べなれた今、改めてモントリオールのベーグルを味わってみた。きめが細かく NY とは違った繊細な美味しさがある。ポイントは:
* 手作り(巨大な生地の塊から一個分をカットしながらあっという間にベーグルに成形してまう職人技は素晴らしかった)
* 塩なし
* ハチミツ入のお湯で茹でている(NY のは違うのかと驚いた)
* 薪の窯で焼いている(おかげで外がカリッとしている)
* 小さい(NY のものが巨大すぎるのだと思う。食べきれないサイズだし。ただし、NY にも小さなサイズの店がたまにはある)ということ。
たぶん粉も違うような気がする。噛みしめると、砂糖を足したモノではなく粉自体の甘さがでてくるのだ。
Fairmout Bagel
Fairmount Bagel
店の形態も NY とはずいぶん違っていて、ベーグル屋はベーグルを売るだけでその場で食べるところはないし、NY のようにディップのようなものも置いていない。一番ベーシックなセサミは6個ぐらい? が袋に入ったものがたくさん並んでいる。セサミがダントツの一番人気だとか。セサミしか置いていない店もあるとどこかに書いてあった。
ところで、NY のベーグルもその昔は職人技のハンドメイドだったらしいが、質かずいぶん落ちたという残念な話を耳にした。
今回は、一度しか食べる機会がなかったが、また別の店も試してみたいと思っていたらブルックリンに ST. Viaateur Bagel から直送のモノを扱っているところを発見(Brooklyn Based の記事)。
ベーグルのことを調べていると、古いのだけど1987年の The New York Times の記事が見つかった。