年季の入った新しいミシン Pfaff 362

新しいミシンがやってきた!かなり年季の入った中古のドイツ製ミシン。はっきりとしたことはわからないが、多分 lulun と同じぐらいかそれ以上の年齢だ。

水, 2012-12-26 12:21 - ミシン Pfaff 362ミシン Pfaff 362
Pfaff 362

ミシンといえば、ジュネーブ時代にカーテンを縫うために知人から借りたミシンがあまりにも流れるようななめらかな動きで感動した。それはプロの方の道具で当然だったのかもしれないのだけれど、その後購入したミシンがぎこちなくおもちゃのように思えた(電圧が違うので、スイスを離れるときに売り払った)。 そして、日本で買ったのがJUKIの HZL-20z。おもちゃ的要素が全くないとは言えないものの、それなりに満足して愛用していた。ところが、今年の春に遮光カーテンを作成した際におかしくなってしまった。

土, 2012-12-01 13:17 - ミシン Juki HZL-20zミシン Juki HZL-20z
JUKIの HZL-20z

日本にいれば修理に出せば問題は簡単に片付いただろう。しかし、kame がこちらの JUKI の代理店に問い合わせたりして修理するすべを探してくれたのだが、直す術を見つけることができなかった。

最後の手段だと、lulun は元に戻すことが不安になるぐらいまでの分解修理に挑んだが、使い物になるぐらいまでには回復させることができなかった。

そこで浮上したのが、かつて感動したドイツ製のPfaffのミシンをeBayで手に入れる案。様々なモデルがある中、lulunの要求を満たしてくれそうなPfaff 362を落札した。

木, 2012-12-27 13:30 - ミシン Pfaff 362ミシン Pfaff 362
lulunのお針子場

届いたものは、鉄の塊で非常に重い。出品者が「一生もののマシン」と書くほどの頼もしい機械。取説と一緒についてきた作例の写真が年代を語っている。

とりあえず電源を入れて動かして、なめらかな動きに感動。lulun は興奮しまくり。その話を聞いたkameは「つまりはミシンのライカだ」と、実に的確に表現する。

基本的な取説はついているものの、今までlulunが使ったことのないような模様縫いの機能もある。そのあたりの説明パネルは残念ながら付属していない。そして、模様縫い関連の機械の仕組みが分からない。といっても、模様縫いをしたくなる日は来ないと思うので、使うのには問題無いだろう。

土, 2012-12-01 12:38 - ミシン Pfaff 362の軍艦部ミシン Pfaff 362の軍艦部
Pfaff 362

試し縫いをやってみる。つまみを調整しただけでは上下の糸の調子があわない。しかし、これは今時のミシンとは違って、ユーザーが機械的な部分を自分でメンテできるようになっている。工具を持ちだして、軍艦部分を開いてゴソゴソといじってみる。試行錯誤をしているうちに、なんとなく仕組みが理解できてきた。たいていの修理は自分でできるということが判明して大喜び。

土, 2012-12-01 12:35 - ミシン Pfaff 362の軍艦部ミシン Pfaff 362の軍艦部
Pfaff 362

ボビンに糸を巻くことができないという不具合もあったが、無事解決。自分が機械いじりが大好きなことをいまさらながらに実感した。この Pfaff 362ちゃんを生涯使い続けたい。

ボビンが3つしか付属しておらず、不便だなと思っていたところ、ミシンの消耗品を手広く扱っているSewing Parts online.com というサイトを発見。発注しよう!

ところで、ミシンは英語では a sewing machine。マシンがなまってミシンと呼ばれるようになったそうだ。いままで気が付かなかった。