2013年6月21日(金)
晴天。天気が悪くても街歩きはできるが、自然の中はお天気の日にということで、モンモレンシー滝とオルレアン島に行くことに。ずっと気にはなっていたもののケベック・シティからレンチャリで行くにはちょっと遠い。公共機関では行くことができない。日帰りツアーに参加するのは気が進まないので諦めていたスポット。レンタカーという足があるこの機会を逃すまいとでかけてきた。
モンモレンシーの滝
モンモレンシー滝
地図を見ると、高速に乗ってしまえばすぐに着く距離だ。ところが、その高速が曲者だった。順調に高速にのったところまではいいが、見慣れない地名が書かれた標識が突然現れる。しかもあまりにも直前過ぎて、とっさの判断ができないのだ。真っすぐ行きたかったのに、気がついたら高速を降りてしまっていた。再度高速に乗り直す。するとまたしばらくして「◯◯の滝」という別の滝の標識につられて降りてしまった。うんざりして一般道をのんびり行くことにした。
モンモレンシーの滝
モンモレンシー滝
そして、ようやく滝のところまで来たものの、iPad の地図が指す地点は滝の真上。駐車場がわからない。地図には駐車場印が出ていないし、看板もない。不親切すぎるぞ。ネットにあるこの地図 に事前に気がついていたら迷わず駐車場を見つけることができ苦労せずに済んだのに。
滝の上流にある Avenue Royal を走り、一度 Montmorency川を渡って、駐車場の寸前で引き返して、Manoir Entrance から入り Upper Terminal の別の駐車場に落ち着いた。馴れないナビ役で大汗のlulun。運転手も後ろに乗っている人たちも短気を起こしたりしなかったのが救い。
モンモレンシーの滝 Chute Montmorencyは、落差が 83m でナイアガラの滝よりも高い。幅はずっと狭いので迫力には乏しい。しかし、滝の周りをぐるっと歩いて回るコースが整っている。
モンモレンシーの滝
滝の真上の橋
まずは、滝の真上にかかっている橋を渡り、水が落ちていく様子を楽しむ。歩道や階段がちゃんと整備されており足腰弱目の lulun母も元気に歩いて楽しむことができる。360度様々な角度から滝を眺められるよくできたコースだ。情報によると夜や冬も楽しむことができるらしい。
モンモレンシーの滝
橋から見た上流側
モンモレンシーの滝
橋から見た下流側
時々虹がかかるし、地層も面白い。
モンモレンシーの滝
虹が出た
滝のところから遠くに目をやると、このあと渡る予定の橋、その先にはオルレアン島が見える。
モンモレンシーの滝から見たオルレアン島
オルレアン島への橋
川の高さのところまで降りると線路が。憧れの Gaspé行きの電車は対岸を走るはずなのにこの線はなんだ?貨物か?
最後は駐車場までケーブルカーで上がる。概ね下りなので楽なもののよく歩いた。
モンモレンシーの滝
ケーブルカー
次はオルレアン島だ。オルレアン島はセントローレンス川の中洲にある巨大な島。周りをぐるっと一周すると70キロぐらいになる。お腹がすいたので先ずは昼食。La Goéliche のブログで書いたとおり、なんとか美味しい昼食にありつくことができた。
島の東端 Saint-François
オルレアン島東端
食後は島を一周しながら、農業の島オルレアンならではの風景を楽しみつつ昔ながらの佇まいの村を見ようと目論んだ。しかし、畑は道路よりも高い丘の上にあるし、ほとんどが南側斜面を利用しているらしく、ただ車で走っているだけでは畑は目に止まらない。道路沿いに収穫した苺を販売しているところがポツポツとあったので購入したものの野菜などはほとんど皆無。観光客は野菜は買わないのか、採りたて野菜を狙っていたのに残念。
中に入ることができた教会は1つだけ。見どころをもっとしっかりと予習をしておく必要があったのだろうか。まぁ、気持よくドライブを楽しむことができたからいいか。午前中、歩いていたためか島の後半部分では眠くなってしまう。後部座席の二人は熟睡。ここで、ナビが寝るわけにはいかないと眠気と戦う。
帰りは、ひたすらケベック・シティ方面を目指せば良いので、高速でも失敗なし。余裕があるので標示板を眺めているうちに、カナダの高速の道路標示のパターンがわかってきた。これで、もう失敗はないだろう、たぶん。
宿の近くのスーパーで買い物をして、夕食はお部屋で。ソーセージ、サラダとビールとワイン、チーズなど。
お天気に恵まれて自然満喫の一日だった。